北野神社
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Archive for 11月 11th, 2010

神社本庁

2010年 11月 11日

11月10日~11日で全国教化会議というものが神社本庁であり、菅原(章)権禰宜が参加してまいりました。

東北はすごく寒くてコートを着用して行ったのですが、神社本庁がある東京はすごく暖かく、コートの出番はあ

りませんでした。無理して着ても良かったのですが、周りが誰も着てないので変なオジサンに思われそうなの

で、大人しくバックにしまいました。

さて、神社本庁っていったい何ということですが、神社は戦前まで、祭政一致の理念の下、「神社は国家の宗祀

なり」という原則に従って、国家管理の下に置かれていました。国のお役所の中に昭和15年まで内務省神社局

という部署があり、その後は神祇院に昇格し、そこで神社管理が行われていました。よく言う「国家神道」とはこの

時代のことを言います。しかし戦後GHQマッカーサーによる神道指令により政教分離が行われる事になり、つまり

神社が国の管理をはなれるということですが、それにつけて神社に対しても冷厳な措置がとられるであろう事を予

想した神社界は、様々な対策を協議、一宗教として生き抜くことを模索し、最終的に神社本庁の名の下に大同団

結をはかる事を決定。神祇院廃止の翌日、昭和21年2月3日に神社本庁は創立されました。

神社本庁の前文には、神社本庁は、神祇の恩徳を奉体して、神社の興隆を図り、斯道の宣揚に努めて、同義を作

興し、もって、人類永遠の福祉に寄与することを目的とするとあります。んーちょっと難しいですね・・・。

ようは私が思うに、伊勢神宮や神社の興隆を図る、神社神道の見地から様々な福祉活動や教化活動の模索と実

施。渉外活動、神主の育成や教育及び任免、などを行うのが神社本庁ではないかと思います。神社本庁は戦前の

国の管理に代わって、全国神社のお役所のような仕事をしています。そして設立当時或いはその後の離脱、加盟

を含め今現在、全国約8万の神社が神社本庁の包括下にあり、その神社に勤める約2万人の神職が本庁から任

命された神職となっています。また各都道府県に地方機関の神社庁が設置され、本庁に準じた活動が行われて

います。

                  

東京代々木にある神社本庁です。近代建築ですが、神社をイメージされ設計されています。

             

神社本庁のすぐお隣にある明治神宮です。朝ちょっと早起きしてお参りしました。とても清清しい境内でした。