えびす講
2010年 11月 25日
今日はえびす講です。もともとは陰暦10月20日ですが、当地方では月遅れで行っております。
恵比寿様は商売繁盛の神様、漁村では大漁の神様、農村では田の神やかまどの神と、大黒様
と並んでとても親しみのある神様かと思います。
当地方ではえびす講に、神棚にお祭りした恵比寿様にドンコ汁をお供えします。どんことは、正式
名、エゾイソアイナメという魚です。三陸の冬の味覚です。グロテスクな格好と、 黒くヌルヌルした
肌はどう見てもおいしそうには見えませんが、 淡白でトロッとした白身のおいしい魚です。特に冬
は脂がのり、大きな肝も美味です。ドンコ汁の他に味噌焼きにすることもあります。なぜドンコを供
えるかは分かりませんが、大きく開いた口が、がま口に見えることから、お金がたまるという縁起
担ぎとも言われます。とにかくバブル時代が遠い昔に思えるほど、長い長い不景気が続いています。
恵比寿様のご利益がありますよう祈るのみです。私もドンコ汁を食べてご利益にあずかりましょう。
神棚の恵比寿様です お供えのどんこ汁です。お供えした後はご馳走になります