北野神社
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Archive for 12月, 2010

良いお年をお迎えください

2010年 12月 30日

今日は今年最後の大安です。今日も多くの方が参拝に来られ、お札やお幣束を受けられました。

明日は年越しの準備や大祓い、初詣の準備など大忙しです。今晩床についたら、次に眠れるの

は元日の夜になります。1日半動きっぱなしです。神社にご奉仕させていただいている以上、仕方

の無い事ですが、何歳まで体力が持つのだろうと思ってしまいます。そんな事を考えると、齢70歳

の宮司は凄いなあとも思います。明日は全国的に天気が荒れ模様のようですね。いきなり雪掻き

から始まるかもしれません。いずれにしても明日は忙しくて日記も書けないと思いますので、今年

最後のご挨拶を申し上げます。迎える辛卯年の新年が皆様にとって幸豊かな歳であります様に

お祈り申し上げます。

金明水と銀明水

2010年 12月 27日

神棚のお掃除をしていましたら尊いお水が出てきました。富士山頂に沸き出づるという「銀明水」です。

宮城県の神主さんの中には、毎年富士登山を楽しみにしているグループが何組かあります。宮城県

神社庁録事のMさんもその一人です。彼は多数で登ることを嫌い、いつも2、3人で登り、登山用品を

持つくらいなら酒を持ち、一升瓶数本を背負って登り、ご来光を拝しながら一杯やることを楽しみとして

おります。銀明水は彼から頂いた物ですが、実は私が依頼したのは「金明水」と呼ばれる同じく富士

山頂に出づるという水です。 なぜ金明水を求めたかと言うと、当社境内には「富士小山」という10M

位の小山が社殿脇にありました。それは富士信仰が盛んな折のことです。当社の創建と深く関わる、

日東木食遼天和尚(HPを参考にしてください)が「寛政8年富士山頂より金明水を汲み来たりて、墨を

すり、大乗妙典を一字一石に浄書し社殿脇に富士小山を築き碑を立てて町内(今の気仙沼)安穏を誓

願した」と古記録にあります。その富士小山が近年松食い虫の被害にあい、4、5本生えていた古い松

の大木も皆枯れてしまい。このままでは境内もみすぼらしく、境内の拡張という計画もあったので、富士

小山を撤去する事にしました。でも一つ気になることは、大乗妙典一字一石供養碑は存在するものの、

本当に古記録にある様に、お経を浄書した220年前の石があるのだろうか?でありました。いずれにし

ても富士小山は現存した物だから、撤去しても、その後方に富士小小山(ホント小さくて申し訳ないです

けど・・・)でも作って、富士の金明水を供えて、お鎮めしようと言う事でした。

ところが富士小山をパワーショベルで撤去し始めて数日後、重機のオペレーターの方が呼びに来て、

おびただしい数の玉砂利が出てきました。そして、ハッキリとお経らしき文字が書かれていました。

その後も山の数箇所から玉砂利が発見され(多分位置にも意味があるのでしょう)、一応ほぼ全てを拾

い集め、改めて富士小小山の地中に埋め、市内の安全を祈願しました。

220年前の祈願石が古記録の通り発見されたのは驚きでした。その時の写真や、石の写真もあるので、

いつか日記に載せたいと思います。

というわけで、Mさんに金明水を頂いてきてって頼んだのですが、金明水は彼等が登りついた山頂の反対

側にあるそうで、日本一のお山は、山頂、おかまの反対側に行くだけで大変だそうで、今年は銀明水で

我慢してください。来年は必ず!!ということでした。来年は兎歳ですから、飛び跳ねるように登山して、

金明水をGETしてもらいたいものです。

                

富士小小山と一字一石供養碑、浅間神社です         大乗妙典一字一石供養碑。見えますか?

終い天神

2010年 12月 25日

25日は天神様のご縁日です。今日12月25日は今年最後のご縁日という事

で、「終い天神」といいます。毎年今日は氏子の方々が多数お参りにいらっしゃ

るのですけど、今年はお参りは少ないようです。その原因が西高東低、ズバリ

冬型の気圧配置による大雪です。大雪と言ってもこの辺は豪雪地帯ではない

ので5センチほどの積雪ですが、今年初めて雪が積もりました。

終い天神にあたって、今年一年のご加護に対し、感謝感謝です。また来年も

国家安泰、聖寿万歳、殊に氏子の皆さんに変わらぬご加護を願うものです。

  

神主とクリスマス

2010年 12月 24日

昨日は天皇誕生日で日本らしい一日を過ごしたかと思いきや、今日はいきなりクリスマ

スイブです。往古より日本の文化は他国の文化に対して寛容な性質を持っていました。

かの仏教が伝来したときも、外交派の蘇我氏と神祇派の物部氏で激しい論争があった

ようですが、仏教は煌びやかに尊く、当時の人々には衝撃的に映ったようで、結果的に

容認され、奈良、平安期をかけて神仏習合の思想が醸成され、その後習合思想と共に

時代の変遷を受けながら、集合的文化と言うものが長く続くわけです。表面上は明治期

に神仏が分離されましたが、実際は現在も修験系神社等を中心に、習合思想が色濃く

残っているのはご承知の通りです。

前置きが長くなりましたが、そんな日本ですから、クリスマスが日本人に親しまれている

のも納得です。私は神道を信奉しておりますが、人々が尊いと思い、手を合わせる対象

には敬意を以って応ずべしと思っています。ですからお寺さんや教会に行っても、心から

手を合わせます。自分を例に出して言うのもおこがましいですが、文化だけでなく、日本

人も寛容ということですかね(笑) まあ特にクリスマスは宗教性よりはイベント的になっ

ていますので(クリスチャンには納得いかないことでしょうが)私も抵抗なくクリスマスの

雰囲気を楽しんでしまいます。  

さあ子供にサンタさんのプレゼントを買って、ケーキでも食べましょうか♪

今日は天皇誕生日

2010年 12月 23日

今日は天皇誕生日です。今上陛下もご即位から20年が過ぎ、御歳77歳にお成りあそばされました。

今年も皇居、長和殿のベランダにお元気な姿でお出ましになられ、「誕生日に当たり、みなさんの祝意

に深く感謝します。今年は経済情勢が厳しい中、多くの地域で猛暑が続きました。苦労の多い日々を

過ごした人も多いのではないかと案じています」「今年もあとわずかになりました。どうかくれぐれも体に

気を付け、元気に新年を迎えられるよう願っています」とお言葉を述べられました。

短いお言葉の中に込められた、国民に対する陛下のお心遣いに感慨を覚えた瞬間です。どうぞ今後も

皇后様と共にお元気で長久の齢を重ねられますことを願って止みません。

今日はお日柄はあまり良いわけではないですが、天皇誕生日だから良い日でしょ、ということで、家祓い

と神棚の御神入れのお祭りに出かけてきました。街を車で通りましたら、軒先に日の丸を掲げていらっし

ゃるお宅が結構多い。この国もまだまだ大丈夫だなあ、と思い何か清清しい気持ちになりました。

                

神社の国旗掲揚塔です。日の丸のはためく            街の様子です。日の丸が沢山掲げられ

様子は実に美しいですね。                      ています