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Archive for 1月 27th, 2011

いいお話のお裾分け

2011年 1月 27日

今日は大安吉日です。加えて、天気も良く、少しですが、暖かい一日です。

今日は外のお祭りがあったり、ご祈祷があったり、神社も賑わっています。

昨日は宮城県神社庁で会議があり、菅原(章)権禰宜が出かけてきました。

今年初めて、お会いする方もいらっしゃったので、会議後も話が弾み、帰宅は

今日になっていました。 

昨夜お食事を共にした神主さんで、以前も日記でご紹介いたしましたが、白石

市、神明社さんの神主さんがいらっしゃいます。この方は神社のHPをお持ちで

ブログも書かれています。(神明社さんのHP http://s-shinmeisya.jp/

私もしばしば拝見しにお邪魔し、たまにはネタを失敬させて頂くこともあります(笑)。

先日拝見した神明社さんのブログで、涙が出そうになった良いお話がありました。

昨夜転載許可を頂いたので是非読んでみてください。「以下神明社HPより転載」

「先日、トルコの軍艦エルトゥールル号にまつわるお話を聞きました。

恥ずかしながら知らなかったのですが、いいお話だったので忘れないうちに小欄でご紹

介させていただきます。

明治23年(1890年)9月に和歌山県沖の大島の近くで台風の直撃を受けたトルコ(当

時のオスマン帝国)の軍艦エルトゥールル号が沈没しました。

587名が亡くなったのですが、大島の島民が自分たちの危険もかえりみず、非常用の

食料までも分け与えるなど出来得る限りを尽くして69名の命を救ったそうです。

生存者は日本海軍の軍艦で丁重に送還され、亡くなった方は丁重に葬られたそうです。

詳しくはインターネット上にいろいろあるので見ていただきたいのですが、そのことは今

でもトルコの教科書に載っており、トルコの方々は日本人に対し親愛の情を寄せている

のだそうです。

時は流れて昭和60年(1985年)3月、イラン・イラク戦争の真っ只中、イラクのサダム・

フセインが「今から48時間後に、イラン上空を飛ぶすべての飛行機を撃ち落とす」と世界

に向けて発信しました。

世界各国は自国の救援機を出して救出していましたが、日本政府は素早い決定、対応

が出来ず、空港にいた日本人はパニックになっていたそうです。

そこにトルコ航空の飛行機が2機到着し、日本人215名全員を乗せて成田に向けて飛

び立ちました。

タイムリミットの1時間15分前だったそうです。

なぜトルコの飛行機が日本人のために来てくれたのか、日本政府もマスコミも知らなか

ったそうですが、前駐日トルコ大使のネジアティ・ウトカン氏は、

「エルトゥールル号の事故に際し、大島の人たちや日本人がなしてくださった献身的な

救助活動を、今もトルコの人たちは忘れていません。

私も小学生のころ、歴史教科書で学びました。トルコでは、子どもたちさえエルトゥール

ル号のことを知っています。

今の日本人が知らないだけです。

それで、テヘランで困っている日本人を助けようと、トルコ航空機が飛んだのです。」

と語られました。(あるところから転載しました)

何ともすごい話ではないですか。

当時の日本人の精神のつよさと美しさ。トルコの方々の100年も前の恩を何倍にもして

返す心。

それに比べると日本政府の対応は本当にお粗末でお恥ずかしい。

今の政府はもっとお恥ずかしい対応をするのではないでしょうか?

常々、思っているのですが、私がそのような状況になった時に自分のことをかえりみず

献身的な行動が出来るだろうか?

普段そんなことを言っていて、実際そんな場面になったら本当に的確な判断が出来るだ

ろうか?

難しいかもしれません。

でも、こんな話を知っていればその時の判断に役立つかもしれませんね。

もっともっと語り伝えられるべきお話です。

エルトゥールル号遭難の前年には青森県つがる市車力沖でアメリカの貨物帆船チェス

ボロー号が座礁沈没する事件がおき、この時も地元村民が総力を挙げて必死の救出を

行い、乗組員23名中4名を救助するということがありました。

昨年、研修で伺った髙山稲荷神社近くには慰霊碑があり、神社の参集殿には救助の様

子を描いた絵が掲げられています。

明治の日本人のこのような精神の高さは伝えていかなければなりません。」

以上です。私の思いは、神明社さんの神主さんが語ってくれていますから、特に申す

事はありません。ただ、同じ日本人として、この様な先人たちがいたことを、誇りに思い

ますし、これからもかく在りたいと願うものです。

話は変わりますが、皆様に読んで頂いているという意識をもっと持とうと思い。天神山

日記にコメント機能を付けてみました。何か日記に対するご意見、苦情等ございました

らお寄せ頂ければ幸いです。