ありがたきご支援その②
2011年 5月 25日
昨日の日記を書くのは本来日記とは言わないのでしょうが、昨日のことを書ききれなか
ったので、今日記したいと思います。
私が昨年、伊勢神宮で行われた中堅神職研修に参加した際、富山県神社庁にお勤め
の松尾さんなる御仁と知り合うご縁に恵まれました。その後時折、神社本庁での会合で
お会いしたりしていたのですが、ひと月ほど前電話をいただき、今回の震災の復興支援
に気仙沼に入りたいと言う思うし出があり、大変有難いこととお受けしました。23日の夜
気仙沼にお入りになり、当社を拠点に昨日24日、復興支援活動を行っていただきました。
活動を行っていただいた皆さんは、浦会長さん他6名の富山県神道青年会の皆さんと、趣
旨に賛同された近藤会長さん他4名の新潟県神道青年協議会の皆さんです。
神社はコミュニティーの中にあって、氏子さんと常に共存共栄の立場にあり、それはこれか
らも永久に変わることは無いと思います。ですから今回の活動は、氏子の皆さんの生活
支援、そして神社の支援の2本立てで行われ、当社からは米倉禰宜と私、菅原(章)権
禰宜、気仙沼支部の羽田神社から尾形知洋禰宜さんがご一緒させていただき活動をさ
せていただきました。
ボランティアセンターに登録を済ませ、午前9時から午後3時まで、市内2ヶ所に分かれ
ての市民生活復興ボランティアを行い、その後、津波により流失した、一景島神社の境
内を整理し、神社跡に境内に在った、石の御神像をお祀りしました。震災以来、ひとまず
は一景島神社で祭祀を行う体制が整いました。
それにしても、瓦礫撤去業者さんの休止している重機をお借りし、たくみに運転し、大き
な岩や石を動かしたり、これでやってみよう、それが駄目なら次がある。皆さんまるで打
ち合わせをしていたかのような動き・・・。ことに土木作業における富山神青さん新潟神
青協さんの機敏かつ卓越した動き、正直脱帽でした。後でお伺いするに、中越地震やそ
の他の災害援助でノウハウを構築しているとの事。すばらしいですね
被災地では本当に多くの方々の援助に支えられています。本当にありがたい限りです。
今回の活動も心より感謝をしています。23日深夜に気仙沼に入られ、朝から重労働、
その後10時間かけての帰路につかれました。無事郷里にお着きになられたか心配して
いましたが、先ほど富山県の会長さんから無事帰宅の電話をいただきました。新潟さん
も同行されたので無事お着きになられたでしょう。 被災された方々も喜んでおりました
し、一景島神社の神様も喜んでいらっしゃる事と思います。本当に有難うございました。