一景島神社の惨状
2011年 5月 16日
今日は大安吉日でした。天気も良く、お参りの方も気持ち良くお参り出来たのかと思う
のですが、天気の良い日は震災以来臭いが凄いのです。漁業冷蔵庫などから流れ出た
魚類が腐敗しての臭いだと思うのですが、商業被災区から結構離れた当社にまで臭い
がきます。早く瓦礫や臭いが無くなって、かつての気仙沼らしい爽やかな潮風が吹いて
くれることを願います。
さて、今日は気仙沼で津波により倒壊流失した一景島神社に羽田神社の尾形知洋さん
と一緒に行ってきました。一景島神社は、弁天町という所に鎮座していますが、かつて
気仙沼が埋め立て開発される前は、海の中の浮島で橋が架けられていました。弁天様
と呼ばれとても風情に富んだところでした。 今回の津波で社殿は跡形も無く無くなり
ました。神社の面影を残すものは、散乱する神社付帯の石物です。中には弁天様のお
姿も在ります。津波の瓦礫の撤去は行政に委ねる他ありませんが、なんとか石物だけで
も救済したいと思いました。石だけに大変でしょうが・・・。