今日も大安吉日
2011年 6月 8日
今日は大安吉日でした。前回の日記のタイトルも、大安吉日でしたから、ずいぶん日記を
サボってしまいまいした。子供には毎日日記書きなさい、宿題やりなさいと、威厳を張って
いますが、自分がサボりがちでは駄目ですね・・・。
さて、今日は暑いくらいの好天に恵まれた大安でした。神社にも多くの皆さんにお参りいただ
きました。どちらからお出でですか?と尋ねますと、避難所からですと答える方も多いです。
避難されている方も、天気の良い、お日柄の良い日は神社にでも行ってみるか、という気持ち
がわいて来ているのでしょうか。なんと表現すればよいでしょう?心の復興がほんの一寸でも
進んでいるのかと思うにつけ、チョット嬉しさをおぼえてしまいます。 これからも神社が、皆さん
の心の安らぎになればと願います。
宮司の三男、つまり私の弟ですが、東京羽田のお稲荷さんに奉職しています。大阪にも弟が
居り、震災以来個人的にも色々支えてもらいました。この震災で思ったことは、こんな未曾有の
大災害時でも支え合いの精神を忘れない地域の方、ご近所や親戚、被災地を想い、助けようと
する日本中、世界中の方々の有り難さ。 そして、家族の愛と絆です。
昨日東京の弟より荷物が届きました。先日私が奉務社、紫神社避難所を訪れた際、何気なく
聞いた言葉、「これから夏に向けて、蚊取り線香や虫除けスプレー、蚊帳なんかが欲しくて、
行政に要望を出しているんだけど、なかなか届かないんだよねえ」 私はその言葉を何気なく
弟に話しました。そうしたら蚊帳は無いけど、網戸用の替え網、これを繋ぎ合わせれば、蚊帳
として使えるかもしれないといって、大量に送られてきました。蚊取り線香や虫刺されの薬、虫除け
スプレーなども送られてきました。
今日紫神社避難所にそれらを届け、皆さん大変喜んでおられました。
神社の日記で個人的なことを書くのは憚られますが、本当に兄弟って有り難いものです。
菅総理が震災後、小学生に手紙を書かれました。良い事が書かれておりましたが、家族愛につい
ては一言も触れられていませんでした。残念です。和の最小は家族です。当たり前のことですが、
家族を大切にしよう、そこから地域や国を想う心が育まれるものだと思います。
そんな事を深く感じた一日でした。