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Archive for 6月 16th, 2011

無力と祈り

2011年 6月 16日

今日も余震がありました。いつまで続くのでしょう?今のは震度何度だな、と体感で当てられる

ようになりました。昨夜気になるTVを見ました。よく今回の震災は1000年に一度といわれます

が、過去の三陸沖の地震で今回の震災と様々な点で類似性が指摘されているのは869年貞観

地震です。当時は平安時代で、人々の生活環境も現代とは大きく違いますが、今回に匹敵する

震度、大津波が来たようで、甚大な被害を出したようです。当時は律令制がひかれ、祭祀が政治

と密接な関係を持っていたので、多くの神社に天変地異を鎮める奉幣が朝廷よりあったそうです。

それこそ、自然の森羅万象が、今のように科学的に解明されていなかった時代ですから、自然は

優しくもあり、厳しくもあるということを常に肌で感じていたのでしょう。

話を軌道修正しますが、そのTVによると、津波が運んでくる堆積土の厚さなどによって、その津波の

規模の想定がつくそうです。学者さんが過去の地層から採取した堆積土から推定するに、2000年前

には今回の津波をはるかに越える津波が襲来したとの事です。そして数百年周期に大規模津波が襲来

しているとの事。今回をはるかに越える津波って一体なんなのでしょう。 今回の津波では、行政が

指定した避難高台や、ここなら絶対大丈夫と逃れた人々も犠牲になりました。まさに想定外です。

これから安全対策を盛り込んだ復興計画が練られてゆくと思いますが、それでも相手が自然となれば、

絶対というのはあり得ないのでしょう。   原発もそうです、どんな安全対策を施したとて、安全神話

などありえない。核分裂やプルトニウムなど、人間がつくりだしたものは、そもそもこの自然界には置

いてはいけないものだったのかもしれません。 

昨夜のテレビを見て改めて、人間が自然の一部であることを実感しましたし、同時に人類が築いてきた

事が自然に対してはあまりにも無力なんだと感じました。

もはや畏敬を込めて祈るしかない、そう思いました。先人たちがそうしたように・・・。

               

当社の参道にはJR大船渡線の越線橋があります。海岸近くは津波により破壊され線路の体をなして

おりません。よって震災以来、列車が通らない線路になってしまいました。錆びた線路が物寂しげです。

ここから数本のトンネルを抜けて、鹿折地区に出ますが、震災時、鹿折地区は津波による被害に加え、

流れ込んだタンクから流出したオイルで、大規模火災が続きました。瓦礫と火災で孤立した鹿折地区

へのルートとして、この線路は大きな役割を果たしました。多くの人が荷物を持ち往来していました。

春には桜の中、夏には緑の中を、秋には紅葉の中を、冬には白銀の中を駆け抜ける列車。この越線

橋からそれらを眺める風景はとても絵になるということで、テレビなどでも紹介されたことがあります。

その風景がいつ見られるのか。列車は住民の足でもあります。早く復旧することを願って。