神道青年全国協議会OB会皆様の来社
2011年 6月 22日
今日は夏至です。一番昼間の時間が長いとされます。今日は今年初の30度を越える真夏日でした。
避難生活は寒い冬も大変ですが、暑い夏も大変です。お年寄りの熱中症が心配です。
さて、全国の青年神職で組織する神道青年全国協議会という組織体が在り、各県に~県青年会とか青年協議
会とか名称の違いこそあれ、単位会が存在しています。神社界の尖兵として、様々な活動を行っております。
全国協議会には、日本全国の各ブロックなどから優秀な人材が出向し、全国の若手神職をリードしており、今期
は我が宮城県から白石市神明社の佐藤文比古さんが副会長として出向しています。今期は被災地支援を重点
的に考えてくださっているようで、被災県の代表として佐藤さんの手腕が発揮される事と思います。
さて、その全国協議会のOBの先輩方が、後学の為にと仙台市、石巻市、岩手県陸前高田市と視察され、更に
我が気仙沼市のボランティア活動を行い、帰り際に当社参拝にお立ち寄り頂きました。
将来の神社界を背負ってゆかれる方々ですから、私も緊張いたしましたが、被災地を生で見て、被災者と話をし、
今後被災地に向けて、どういった事が出来るか、どういった事をしなければならないのか、と言う事を考えてくだ
さった由、本当に有り難く思う次第です。
震災直後はTV等で被災地を見学するというのは如何なものかという議論も出ていましたが、確かに直後は道路
が渋滞し、緊急車両の妨げになるので、如何という話も分かりますが、今は違うと思います。被災地の皆さんも
そう思っていると思います。視察することによって、全国協議会の先輩方のように、先の長い復興へのご支援を
考えてくだされば有り難いことですし、四方を海に囲まれた地震国日本にあって、いつ何処で何があるか分かり
ません。関東直下、東海、東南海、南海地方の地震なども予想されております。そういった災害を最小限に抑える
備えという点では、被災地の視察は意義のあるものだと思います。
当然お気軽になどとは申せませんが、機会があれば、被災地を目で、耳で、鼻で、肌で感じて頂ければと思います。