大島神社さんへお手伝いに行ってきました
2011年 9月 11日
今日は大島神社さんの例祭をお手伝いに行ってきました。震災後船に乗るのは初めてで、海から見る
被災地と言うのも初めてでした。今日は震災からちょうど半年、気仙沼の海は以前と同じように穏やか
なのに、その向こうにある惨状。この海が破壊略奪のかぎりを尽くしたとは信じられない思いでした。
大島神社さんのお祭には毎年ご奉仕させていただいておりますが、勇壮な地元の寅舞が供奉し、神輿
渡御に華を添えています。この震災で大島の玄関口浦の浜も壊滅状態で、寅舞の太鼓や頭、胴なども流
失したそうです。今年のお神輿はどうなるのかと思っていましたら、9日の地元紙三陸新報の記事に、気仙沼市
の磯草寅舞に日本財団から和太鼓11基(1000万円相当)が贈られ、大島神社の神輿渡御にあわせ、島内
を練り歩き、震災犠牲者を弔いながら復興を祈願するとありました。なるほど立派な太鼓でした。太鼓で曲を奏
でる人も、それを見る人も、夫々あつい気持ちを胸に秘め臨んでいたようです。
小松宮司さんが仰っておりましたが、止まっていた歯車が一つ動き出すことによって、復興と言う大きな力が
動き出せば良い、鎮守の祭が、その歯車を動かす一助になってくれれば、とのことでした。規模は縮小された
お祭でしたが、大島の方々の想いを感じる大変良いお祭でした。