神楽道具
2011年 9月 27日
昨日26日は彼岸明けです。暑さ寒さも彼岸までと昔から言われますが、本当に朝晩は
寒い位に涼しく、例祭の時までは日中は暑かったものの、ここ数日で日中もすごし易い
気温になりました。
お祭の時奉納していただいたお神楽の装束や面を陰干ししていますが、乾いたようなの
でそろそろたたんで収めようと思います。
この神楽道具一式は普段、唐桑大沢の賀茂神社さんで管理してもらっています。賀茂
神社さんの鎮座する大沢地区は津波で壊滅的被害にあい、神社、社務所も流失こそ免
れたものの大変な被害にあいました。
当然お神楽道具も被災し、社務所に在った為流失は何とか免れましたが、海水と泥に
浸かってしまったので、一時当社にてお預かりし、現状を見ましたところ、染め生地なの
で洗濯も出来ないので、川の上流、清き流水にさらし塩気を抜くのがベストとの判断に至
り、気仙沼市神山川上流に鎮座する羽田神社さんのご協力を得て、無事神楽道具が
復旧できました。お面の塗装は所々剥がれてしまいましたが、それでも先人たちから
託された貴重な神楽道具を守れて良かったと思います。
今は各神社、秋祭りのシーズンです。神楽道具も大活躍です。当社でも先日奉納してい
ただいたように、復旧復興を祈ってお神楽を奉納したいと思います