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Archive for 10月, 2011

国旗のある自由画展表彰式

2011年 10月 30日

今日は日曜日です。天気もよく爽やかな一日でした。10月末から11月の土日は七五三のお子さん方が

お参りになられます。紅葉はまだ先のようですが、綺麗な衣装を身を包んだ小さな体が境内所狭しと在る

光景は、まさに錦秋の中に身を置く如きよう。少子化で随分七五三の方々のお参りは減りましたが、それ

でもこの様子は心和やかになり思わず笑みを浮かべている事に気付きます。子供は宝、そして希望。子供

たちの健やかな成長と、その明るい未来を願わずにはいられません。

さて、昨日の話で恐縮です。昨日は宮城県神社庁で「国旗のある自由画コンクール」表彰式があり、小職が

宮司代理として参加してまいりました。応募総数365点の中から、特選、準特選を含む20点が入選し、幼

稚園児から小学6年生までの該当者が、ご家族と共に県内各地から来庁され、晴れの舞台で表彰状や記

念品が伝達されました。当社氏子区域内にある葦の芽幼稚園さんからも年長さんのお子さん方が応募され、

めでたく2点入選されました。私事で恐縮ですが、私の次男と同年で、親しくさせて頂いているお子さん方で

す。実に堂々と立派に表彰を受ける様子は、絵もさる事ながら素晴らしかったと思います。

こういった事から自分の国に対して、国旗や国歌に対して、親しみを持って頂けたら良いと感じます。因みに

特選と準特選の4点は全国の選考会に臨みます。良い作品だと思うので、そちらでも良い成績がとれればと

願います。入選作品は近いうちに宮城県神社庁のホームページに掲載されると思います。

                  

世界平和の祈り

2011年 10月 28日

今日は28日、以前からお話を頂いておりました、新造船の起工式に宮司と共に行ってまいりました。

先日の起工式以来2艘目の起工式です。溶接の火花や匂い、真金を叩く音、明らかに「動いている」

ということを感じます。魚市場や造船所など港が動き出すと言うことは気仙沼の復興には実に意味が

あることです。青空にそびえるクレーンを見ながらそんな事を思いました。

ピースポールというものをご存知でしょうか。おそらく寺社や公園などで、見た事が在る人が多いので

はないかと思います。そのピースポールを建立しに宮城県石巻市の方もいらっしゃいましたが、おそらく

関東の方々なのかと思いますが、(時間がなく詳細を伺いそびれました)午後一番にご来社になりま

した。世界人類の平和を祈し、その語を記したポールを立てるプロジェクトとして行われ、世界180ヶ国

20万本以上建立されているようです。今日はご関係五名の方がお出でになり、正式参拝の後、社殿

裏手の富士小山の近くに建立いたしました。富士小山には当社の由緒と深く関わる日東木食遼天和尚

が200年以上前、町内(気仙沼)の平穏安寧を祈し、大乗妙典一字一石供養をした祈願石が埋められ

ています。そこに奇しくも鎮座330年の年、平成の御代に、世界平和の祈りが捧げられました。

平和な時は、実は平和という状態が如何に奇跡の如く在り難い状態なのか理解しづらいものかと思いま

す。思想や概念が異なる相手がいる以上、平和や自由を守るため争うこともあります。過去にも現在にも

現に存在する事実であると思います。その中で日本は平和な国、この奇跡に想いを致す我が身です。

200年前は町内、でも今のグローバル社会、このポールに掲げられているように世界が平和を意識して

協調の下、努力すれば、平和の奇跡が奇跡ではなくなる日が来るのかもしれません。

被災地と言われるようになって、戦争の痕の様な町並みを見て、殊にその様な事を考えてしまう一日でした。

                         

             

気仙沼支部 大麻頒布始祭

2011年 10月 27日

今日は当社で宮城県神社庁気仙沼支部、神宮大麻・暦頒布始祭が斎行されました。

市内の神主さん方が一同に会し、来年奉斎の伊勢神宮のお札をお預かりいたしました。

来月末の神社での頒布始祭を経て、各御家庭にお伊勢様のお札や御幣をお頒ち致しま

す。各神社での秋祭りも終え、いよいよ年末という雰囲気になってきました。

年が変わるということは、様々な意味で区切りになるものかと存じます。おっとこの様な

言葉はまだ早いですね。先ずは残り二ヶ月を一生懸命生き、頑張らなければなりません。

何か風邪が流行っているようです、皆様ご自愛ください。

       

お客様は神様。

2011年 10月 25日

今日は朝から曇り空、雨が今にも落ちてきそうです。何とか今日一日もてば良いなあと思っていました。

今日は大切なお客様がご来社です。宮司は神社庁の神殿例祭に出かけ、米倉禰宜は米倉家累代奉

仕の岩倉神社例祭でお休みです。今日は(直)権禰宜と私でお客様をお迎えしなければなりません。

約束の時刻になってもお出でになりません。気長に待っていると沢山の人を引き連れお出でになりました。

                    

今日のお客様は羽田神社の神様です。遥遥羽田山からお出で下さいました。羽田神社のお神輿は旧暦

9月29日に行われ、今年は今日10月25日でした。幟を立てて、お旅所(当社のお旅所は歴史的に御仮

宮と言っていました)を設えお迎えしました。近隣からも多くの方々がお参りにお出でになりました。

             

今日は小職が宮司の代拝をさせていただきました。先月はお山掛け神事で息子がお世話になりました。

そのお礼の気持ちも込め拝ませていただきました。写真右は羽田神社禰宜の尾形知洋(おがたともひろ)

さん。雨男で有名な方です。でも今日は尾形宮司さんの晴れ男で何とか持ちこたえてよかったです。

羽田の神様はお山の中腹に鎮座し、一年に一度街に下りてきて巡行いたします。羽田の神様も神幸を

楽しみにしていらっしゃったのではないかと思います。しかし今年は街の様相もいつもと違うのはご承知

の通りです。羽田の神様は被災し様変わりしてしまった町並みをどの様に見そなわされたか。

宮司さんも祝詞の中で只管祈願していらっしゃいました。どうか街と人々の復興に羽田の神様のご加護

あらん事を。

元寇の船

2011年 10月 24日

今日ニュースを見ましたら、なんと長崎県松浦市の鷹島沖の海底で、700年以上前、

鎌倉時代に元寇が襲来し、神風によってことごとく沈没したとされる、元寇の船の船底と

みられる部分が初めて見つかったというのです。映像も放送されました。

琉球大学の考古学研究チームが発見したそうですが、歴史が裏付けられた凄い発見だ

と思います。「全長20メートルを超える大型船と考えられる」そうです。

元寇の襲来に際しては、時の天皇や上皇が神々にその勝利を祈願したりしました。伊

勢神宮内宮に風日祈宮があり、御正宮に次ぐ別宮の扱いとされています。そもそもは末

社で風神社と称したそうですが、元寇襲来のときに神風を起して日本を守ったということで、

その功績を称えられ別宮に昇格した神と言うことは実に有名な話です。以前風日祈宮の

夜の祭儀で由貴夕大御饌という神嘗祭一連の祭儀を奉拝した事があり、非常にありがたい

経験をさせていただきました。浄暗の中、松明の灯りだけが微かに照らすご社殿、この神様

が神風をおこして日本を守ったのか・・・と感慨深く思ったものです。今日のニュース、教科書

で学んだことや信仰の基が現実味を帯びて目の前にある、何か心掻き立てられるものがあり

ます。