七五三です。
2011年 11月 15日
今日は寒い朝でした。日中も日は出ていましたが風が強く肌寒い一日だったと思います
さて、今日は11月15日、七五三の日です。昔は今日に行う事に重きをおいていた皆様
が多かったようですが、今は15日というより、10月から11月にかけての休日のお参り
が多いようです。それでも昔からの伝統を第一にお考えの皆様もいらっしゃって、数組の
七五三の皆様がお参りになりました。
現代社会、伝統や風習を守るという観点では、努めてその護持に努力しなければならな
いものの、なかなか仕事や生活のスケジュールをそれに合わせるという事は難しい社会
構造なのかという感じは致します。昔は氏神様のお祭の日は、その氏子に該当するお
子さんは公式にお休みや、早引きが認められていたとの事、そう言った話を伺うと何か
ほのぼのした気持ちになりますし、失われた日本の大事な何かという感じがします。
中国や韓国などでは儒教の教えが色濃く残り、イスラム諸国では経典であるコーランが
社会、精神構造の全てともいわれます。自由主義のお手本、アメリカですら、道徳的あ
るいは国民統合の基本として、宗教との関連性を持つ点は見受けられ、そういった点か
ら相対的に考えると、政治や教育など国の基本的な部分に、政教分離という考えの下、
いわゆる「おしえ」的な「基礎」となるものが無い、我が国の構造が実は特異なのではな
いかと思うときがあります。何か国の骨格を成す部分に重要なバックボーンのようなもの
を感じられない事がよくありますが、その一つの要因がそこにあるような感じが致しま
す。簡単に申せば、人と人との議論だから、纏まらないものも、人知を超える事柄、神の
教え、或いは伝統(的考え)を本質に発展的に議論すれば、ブレずに物事が進むのかな
あと・・・。最近のTPP交渉などを見ていても何となく思ってしまいます。でも日本人が潜
在的にもつ日本人の命脈は厳として在ると思い信じますので、その国柄と国民柄のギャ
ップですね。
あらあら何か日記が長ーく訳の解らない展開になってきたようで・・・恐縮です。
今日は七五三の日ということで、東日本放送の方と東北放送の方が取材にいらっしゃっ
ていました。通年ですと仙台の大きなお宮さんの映像が流れますが、被災地の七五三
ということでしょうか、初めて当社にテレビカメラが入りました。お参りが無かったらどうし
ようと思いましたが、おそらくお子さんも保育所や幼稚園をお休みされ、親御様もお仕事
の都合をつけられてのご参拝かと思います。変な言い方ですが、助かりました・・・。今
日の夕方の放送だそうです。是非可愛いお子さんをご覧下さい、境内に落葉した葉っぱ
が多かった点は目をつぶってください。
本年七五三の齢を迎えられた皆さん、おめでとうございます。お健やかなご成長をお祈
り申し上げます。
明日、明後日と金華山黄金山神社の支援活動に行って来ます。その報告は後日に。