お幣束切に出かけています
2011年 12月 2日
今日は12月2日です。日供祭朝6時でまだ薄暗く、これから冬至に向けてもっと日が短くなります。
暗く寒い冬ですが、いくら夜明けが遅くとも明けない夜はありません。凛とした冷気に身が引き締まる
冬の夜明けこそ美しかったりします。そして厳しい冬の次には芽吹きの春が必ずやって来ます。
色々な意味で今の厳しい冬、夜明けを、春を信じて雄々しく生きて行けたらと願います。
そういえば気仙沼ではあり難い事に生鮮カツオの水揚げ日本一を更新したそうです。復興の活力にな
る明るい話題です。関係者の努力と気仙沼を想って下さる多くの方々のおかげだと思います。市場が
元気になってくれば、気仙沼も元気になってきますし、それが周辺の漁港にも波及していって、宮城が
東北が日本が元気になってくれれば・・・。何となくですが最近前向きに物事を考えられるようになった
自分に気付きます。福島の第一原発も冷温停止状態に近づきつつあるとの事、放射能はそう単純な問
題では無いのでしょうが、何はともあれ早く皆さんに笑顔が戻ってくることを祈るのみです。
昨日より宮司と手分けして、お宿さんとなる氏子さん宅を訪問し、お正月様をお頒けする「お幣束切」に
出かけています。お宿さんには近隣の方々がお盆にお幣束台を載せ風呂敷に包みお集まりになります。
お祓いをし、来年こそは・・・と祝詞をあげてまいります。祈りが、只管の祈りが通じますように・・・。