今日は天皇誕生日
2011年 12月 23日
今日は天皇陛下のお誕生日です。天長節とも言います。今上陛下は78歳におなりあそばされました。
今年2月に宮中清掃奉仕団に参加する機会に恵まれ、畏くも両陛下、皇太子殿下からご会釈を賜り、
非常に感激を致しました。また災害後は日本国民に対して発せられたビデオ映像、残念ながら気仙沼
はまだ電気が不通でラジオで玉音を拝しました。あの時は何か廃墟の中に一筋の灯りを見つけたよう
な気がしました。私は今でもあれ程慈愛に満ち、人々に勇気を与えるお言葉は無いと思っています。
その後も被災地を行幸啓され、膝を折って被災者と心を通わせるお姿とお心に涙いたしました。天皇を
頂く我が日の本は幸せな国だと心から思います。
西暦が世界共通の紀年法になっていますが、ご存知のように日本には日本の紀年法、皇紀があります。
元号とは別に初代神武天皇が即位されわが国建国を起源とし、数えられたものです。来年平成24年は皇
紀2672年になります。ひとつの皇統で2672年も続く国家があるでしょうか、お隣中国ですら、4000
年と言いますが、国として見れば、幾つもの王朝の興亡を繰り返し、今の中華人民共和国が建国されて
も60年ほどです。わが国が如何に貴重な国体を有しているかがわかります。
最近陛下の定年制などが話題に出ていますが、以前の日記でも触れましたように、天皇陛下は日継ぎ
の御子であり、天照大神からの天壌無窮の神勅を受け継ぐ方であります。天皇が統治する国だからこそ
日本であって、神からの永遠の繁栄が約束される、天皇とは日本そのものと言っても過言ではないのか
もしれません。ですから、そのご即位や御退位を人間の尺度で決めた定年と言う枠に収めることに些か
違和感を感じてしまいます。歴史的にご退位され、上皇などになられた天皇もいらっしゃり、今後のひとつ
の参考にはなるかとは思いますが、少なくとも陛下がご退位の意を示されない、或いはまだ健康的に大
丈夫という段階で以って定年と言うのは如何なものかと感じます。陛下の御位は神からの神勅と思えば、
人の手の及ぶべきところでもないような・・・。ひとえに秋篠宮様が陛下のお体をご心配なさってのご発言
だとは思いますが・・・。
今上陛下もご体調がご回復されたご様子、安心致しました。これからの長久をお祈りいたします。