北野神社
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Archive for 2月, 2012

自然の営み。

2012年 2月 27日

今日も小雪が舞った一日でした。でも雪に少々湿り気があり、春の雪になってきた感じはいたします。

もうすぐ2月も終わります。暖かい春が待ち遠しいですね。    ふと境内の梅の枝を見てみました。

今年はさすがに最強寒波の影響で梅の蕾もふくらんでいません。今日テレビを見ていたら早咲きの桜

で有名な伊豆方面の話題がありました。例年では今頃の開花とのことですが、今年はまだ蕾状態・・・

と思いきや2本だけ満開に咲いていました。その2本に開花促進剤というものを使ったとのことです。

東北にも桜で有名なところは沢山あり、人の手で開花をコントロールできるのなら観光資源としては実に

有益だとは思うのですが、人類の英知がどんどん自然の営みを変えてゆく事に若干違和感を感じてしま

いました。そんな事を言ったら海の養殖だって、田畑にだって、極論を言えば生命の誕生にだってすでに

人類は手を加えているので今更といえば今更なのですが、当社にも桜が沢山あるからそう感じたのか、

はたまたあの震災で、自然の営みと人類というものを深く考えさせられた故なのか・・・。

今年は遅れて4月の末ころになるのでしょうか、天神山の桜を楽しみに待ちたいと思います。

大雪にビックリ

2012年 2月 25日

今日は大安吉日の土曜日です。神社もそれなりに忙しい一日でした。しかし朝起きての雪にはビックリしました。

午後2時くらいまで降り続き、今年一番の積雪だったのではないでしょうか。

当社裏参道を経由して境内に車で来るには少々狭い上り坂を通らなければなりません。知っている方は今日の

ような大雪にはあまりお参りにいらっしゃいません。今日も予定されていた方3名様から日を改める旨のお電話を

いただきました。吉日はまた来ますから雪道に不安があるのなら日を改めるほうが賢明かもしれません。予定を入

れてもらっていたからと無理をされてご参拝なされる方もいらっしゃると思いますが、体調や悪天候などで参拝が困

難と思われた時はどうぞご遠慮なくお電話いただきたく思います。

さて山の上に住んでいる経験から雪道の運転アドバイスをちょっと・・・。

この冬も何台か雪道やアイスバーンの坂道を登れなくなった車がありましたが、滑るからアクセルを踏んで力ずくで

上ろうというのは逆効果のようです。タイヤを空転させると雪道が圧雪され磨かれ、ツルツルのアイスバーンになっ

て益々上れなくなります。当地方ではだましだましという言葉を使いますが、低めで一定のアクセル開度を保ち、雪

や氷をタイヤで掴むという感覚で走行されるのが宜しいかと思います。皆様冬道の走行は早めの出発、車間距離を

大きくとり、急のつく運転にご留意され、是非安全運転にお努めください。

今日は祈年祭です

2012年 2月 17日

今日は祈年祭です。トシゴイの祭りとも言います。全国の神社や宮中で祭儀が行われ

ます。年と言うのは広義に米であり、私たちの主食でもあります。祈年祭は五穀豊穣を

神々に祈るお祭です。五穀の実り豊かなこと、これすなわち国の繁栄であり国民の繁栄

であります。ですから祈年祭は11月の新嘗祭と並んで、神社というより日本国の、日本

人にとっての重儀として大昔より行われております。

今上陛下におかせられましては体調が優れず明日18日に手術をお受けになられるとの

事です。手術の無事成功と大御代の長久を只々祈るばかりです。今日の祈年祭の祭儀

は掌典職の方々が御奉仕されたと思いますが、陛下は病院から祈りを捧げていらっしゃ

ると拝察いたします。ですから手術を明日にされたのかなあとも・・・。祭祀を殊に大切に

される陛下なら在り得ない話でもありませんね。

     

     

今朝はまた雪が降り一面白銀の世界でした。10時頃になったら青空が広がり太陽の

光が雪を直ぐに溶かしました。長い冬を越え、太陽の力が復活してきた事を感じます。

小学校の統合

2012年 2月 16日

個人的な話題です。妻の(直)権禰宜が次男の小学校入学説明会に行ってきました。入学する小学校は我が

母校でもある気仙沼小学校、かつては全国的にも知られたマンモス校でしたが、今は児童数が少なくなり長

男は一学年一クラスです。次男も一クラスの予定でしたが、どうやら二クラスでスタートするとのことです。

そうです被災した南気仙沼小学校と統合されることになりました。

以前から少子過疎化の影響で統合の話は議論されておりましたが、なかなか意見が纏まらずにおりました、

それが震災後結果的に南気仙沼学区に再建は難しい、高台にあるべきとの市側の判断でもって気仙沼小学

校に統合されることになりました。致し方ないと思う一方で、今まで長年慎重に議論されてきた事が震災の影

響で早々に・・・と思うと複雑な気持ちです。南気仙沼小学校の皆さんは複雑どころではない、様々な感情をお

持ちのことでしょう。

新しい環境となる春、今となってはすべての子供たちにとって、実り多い思い出に残る学校生活になることを

願うばかりです。

漁協さんの製氷貯氷施設の地鎮祭

2012年 2月 14日

ご無沙汰の天神山日記です。今日は大安吉日です、午前中に気仙沼漁業協同組合さ

んの製氷貯氷施設の地鎮祭に行ってきました。場所は朝日町、県の合同庁舎や国の

出先機関などもある場所で、商工岸壁があった場所です。近くには油層タンクもあって、

震災の時はそのタンクが破壊され、湾内に油が流出し大規模火災になりました。庁舎ビ

ルの屋上には多くの人が避難し、堅牢な建物ゆえに津波に何とか持ち堪えました。動

画サイトに庁舎屋上から撮影したと思われる動画がアップされていますが、私の知人も

庁舎屋上に避難しましたが、話を聞くと津波の恐怖の後に海を渡ってくる火災の恐怖に

もう駄目だと思ったそうです。

その日からもうすぐ一年・・・。

現場近くは地盤の沈下等でしばらく行くことも叶わず、今日始めて朝日町に行ってきまし

た。やはり以前の状態を思い出すことすら難しい位様変わりしていました。今日の地鎮

祭の建物は気仙沼市にとっては震災後建てられる一番大きな物であると同時に、製氷

貯氷施設は水産都市気仙沼にとって無くてはならない施設であります。大きな大きな復

興の一歩です。神職として復興の節目節目に携われる事は嬉しい限りです。

ところで話はちょっと脱線します。漁協さんの、そして気仙沼の大きな復興の歩みですか

ら多くの報道機関が来ていました。被災地は多くの方々のあり難いご支援ご協力の下、

復興の歩みを重ねておりまして、今日の施設も多くの関係機関のご助力と聞いておりま

す。そういった意味ではテレビ等で放送したい、放送してもらいたい、支援応援して下さ

る多くの方々に「お知らせ」する責務もあるのかと思います。報道機関さんのお陰で、災

害救援や復興も進んでいることは確かで、苦言を呈するのも憚られるところもあります、

ですが今日はちょっとカメラマンさん方のモラルがなっていなかった様に思われます。撮

るなとは言いませんが、せめて祈りを捧げている、参列者が頭を垂れている祝詞奏上時

はカメラを置いていただきたいと思いました、神事ですから・・・。今日は正直祭儀の進行

も滞る状態だったので、次回からは事前に注意事項として御願いした方が良いですね。