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Archive for 7月, 2012

故郷を想う方々

2012年 7月 28日

いやーお暑うございます。東北も梅雨明けが発表されてから連日猛暑続きです。

最近の夏の暑さは生命の危険を感じさせます。皆さん熱中症には気をつけましょう。

さて、昨日は土用の丑の日、例年の如く妻のおまじない「紫陽花つるし」を行い、最近

絶滅の危機とされるウナギ、高価なので家族で少しずつ頂きました。

昨日仙台市泉区の先輩神主さん、Iさんから電話をいただき、Iさんお知り合いの東京、

神田明神の神主さんより、当社宮司の奉務社、紫神社の事を尋ねられたとの事です。

伺えば、お知り合いの神主さんのお知り合い、渋谷区神宮前でてんぷら屋さんを営ん

でおられる松林さんのご主人(齢80歳を超えるお方とか)が気仙沼のおそらく南町、魚

町あたりのご出身で、紫神社や近隣が震災後どうなったか心配されていらっしゃるとの

事。Iさんには電話で近況はお知らせしましたが、何時頃まで気仙沼にいらっしゃったの

か、是非写真でもと思い、朝、日供祭を奉仕した後、紫神社に行ってきました。

紫神社の写真を載せるのは初めてでしょうか。

   

震災当時、紫神社には多くの方が避難し、昨年11月まで避難所となっておりました。

境内からの眺めは鉄筋作りの建物が残ったため一見普通に見えますが、下に降りて見

ると大変な被害です。

Iさんお知り合いの神田明神の神主さんが早速写真を届けてくださったとの事です。当方の

差し出がましさに、お手間を取らせてしまったと申し訳なく感じています。

80歳を超えられる松林さんがお育ちになった頃は、町並みも全然違うでしょうが、それでも

神社と神社から眺める町並みの位置関係はお分かりになるかなあと存じます。

上京の折に天ぷら松林さん、伺ってみようと思います。

 

大安吉日の雑感

2012年 7月 24日

今日は大安吉日、8月前の吉日は毎年少々忙しいです。今日は神社でのご祈祷や地鎮祭

新しいお家のお祓い等がありました。最近新宅のお祓いに伺うのは、やはり震災でご自宅

が被害にあわれた方々が殆どです。御宅をお祓いし神棚に神様を御招き鎮めて、帰り際に

申し訳ありませんが、お守りいただき有難うございました・・・と託されるのは、

              

昨年伊勢神宮、神社本庁から授与いただいた小型神棚です。まだまだ仮設住宅等々で不

自由な生活を余儀なくされていらっしゃる方々が多いなか、軽はずみな言動は慎まなけれ

ばなりませんが、一日でも早く、多くのご家庭で小型神棚が御役御免になる事を願って止み

ません。

話は変わりますが、今日御祈願の間にテレビを見ていましたら、ある病気が紹介されていま

した。その名も「夫源病」。女性の気持ちに鈍感な夫がもたらす恐ろしい病気だそうで、いわ

ゆる更年期障害に似た様々な深刻な症状をきたすそうです。

ん~・・・。男女は上下の関係ではなく、男性が負いもつ分野、女性が負いもつ分野、御互

いがその立場、役割を尊重してきましたし、そうあるべきだと思います。ですがそれを天秤

に掛ければ、個々の差はあれどちらかに傾いている事は事実で、多くの場合女性が一歩

引いているという事なのだろうと思います。誤解を恐れずに申し上げれば、それもまた女性

らしさに通ずるものなのかと考えてしまいます。テレビを見ていて「ウッ」と思い当たる節も

多々ありました。受身?の側の立場に立って物事を考えなければならないと自戒しました

し、何より妻に病気になられてはとても困ります。

でも「夫源病」夫に原因がある病。例えば買い物に行く際、男性は買うものを決めて、その

売り場に直行する事が多いかと思いますが、女性はそれ以外のものも色々見てショッピン

グを楽しむ傾向があるようです。そこで男性は女性に「まだ?」。これが女性にはストレスの

ようです。解らないわけではありませんが、ですが夫が原因の病と言われてしまっては夫は

どうすれば・・・?その病名が世間に大きく認知され、男性が自己を抑制するようになれば、

今度は「婦源病」なるものが生まれるかもしれません。まあとにかく腹を割って話し合うこと

でしょうか。

難しい時代ですが、どちらのご夫婦も折角縁あって一緒になった仲です、互いがストレスや

病気の原因にならないように努めたいものです。

暑くなりました。

2012年 7月 17日

白石市、神明社の禰宜さんからコメントをいただき、オウ!!10日も日記を書いていないことに

気付きました。

これと言った事もないのですが、何か慌しい毎日を送っています。今日は所用で仙台に行って

きました。車から降りたら、「なんて蒸し暑い・・・」やはりコンクリートに囲まれた都市部は暑いよ

うです。某、数え41歳前厄、いつから体調を気にし始めたのか?運動不足なのでしょうが、汗が

出にくい、汗腺が鈍感になったようで、体温が発散されないせいで熱中症体質になっております。

夏の酷暑は正直恐怖です。夏は東北からは南には行かないようにしています。

老化なのか、汗腺を蘇らせるにはどうしたらよいのでしょうか?とにかく男40歳まだまだ老け込ん

ではいられません!!

暑中お見舞いに、以前青森の奥入瀬渓流で撮った写真をどうぞ

      

埼玉県吉川市よりお神輿のご寄贈

2012年 7月 7日

埼玉県吉川市役所から気仙沼市役所を通じて気仙沼市の被災神社へとお神輿寄贈の

御話を頂戴していました。具体的に申せば、吉川市吉川2区町内会さん所有の町内神輿を

被災地の祭りを通して、復興のためにという事で、双方の市役所の方が橋渡しとなり、話

が進められてきました。お神輿が被災した神社さんでは、宮司さんご自身も未だ仮設住宅

にお住まいであるとか、お神輿を収納しておく場所であるとかが定まっていないため神社庁

気仙沼支部として一旦御預かりすることとなり、そして今日吉川市役所の方や地元の方々

十名様でお越し頂き、支部長奉務神社ということで、しばし当社で御預かりすることとなりま

した。当社で奉告祭を斎行し、受け渡し式を行い、あたたかいご支援に感謝申し上げたしだ

いです。

手作りのお神輿で思い入れがあるとの事ですが、被災地の方々のためということでご寄進

いただきました。まだどこのお宮さんに奉納されるかは未定ですが、吉川の皆様のお気持

ちに応えられるよう、故郷の復興に頑張ってゆきたく思います。

    

原発事故は人災!!

2012年 7月 6日

今日ニュースで国会原発事故調査委員会の最終報告がなされたようです。あの事故は想

定外の天災ではなく「人災」と断定され、「原子力安全の監視・監督機能が崩壊した」ことを

事故の根本的な原因と指摘。国と事業者の癒着体質により安全性がおざなりにされてきた

結果と言うことでしょうか。ここで国の責任が明確になりました。収束したとの発言が以前国

の立場の方からありましたが、実際隣県でその有様を見聞きしている限り、事故収束と言う

には程遠い現実があると思います。責任の所在がはっきり決まり、あらゆる意味で早期の

事故収束につながってゆく事を切に願います。

さて、東電の賠償や事故処理、コストから電気料の値上げが議論され、9%強の値上げと

の事ですが、原子力政策は国が推し進めてきたことであり、すべての電力会社で原発を有

し、今の現状下、国民は電力会社を選ぶことは出来ません。前述した監視、監督側の国と

電力会社の癒着は東電に限ったことではないでしょう。そしてそこから来る人災を、福島に

原発を有する東電と国が起してしまった。もちろん人災を起した首謀者が最大限の責を負う

べきで、国民にそれを負担させると言うことは最終手段である事は申すまでもないと思いま

す。でも本当に最後の最後に一国民として腹を括らなければならない事は、国が起こした人

災で、国を構成する一国民として致し方ない事なのかと、個人的には思います。そこでちょ

っとしっくりこないのが、なんで関東の人ばかりが負担しなければならないのかです。関東

の方々は選ぶ権利も無く東電を使わざるを得なかった方々、震災以来、関東が使っている

電気のために福島が大変な事になっていると自責の念をお持ちの方もいらっしゃるでしょ

う。その上その事後処理に電気料上乗せという負担を負わされる。国が進めた原子力政

策、全国民が何らかの形でそれを享受し、そして国と事業者が癒着の末起した人災。体系

的には夫々の電力会社なのは分りますが、これは全国民が公平に負担すべき事柄なのか

とも感じます。そうすれば一世帯あたりの負担は押さえられるでしょうし、そして何よりで

す!これが仮に東電で無かったら、多くの人口、大都市圏をカバーする東電で無かったら、

一世帯あたりどれ位の負担になっていたのでしょうか?

私はしがない一神主、良く分りません。なのにこんな日記は控えるべきなのでしょうが、今日

のニュースを見て、目に見えない放射能の被害、それと紙一重の風評被害に苦しまれる

方々、そして関東の方もまたお気の毒で・・・。何か抜本的な改革が必要と感じたしだいで

す。