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Archive for 9月, 2012

南三陸町で観月の夕べ

2012年 9月 30日

今日は仲秋の名月です。でも名月どころではないようです。台風17号が各地で猛威を

振るい、今夜からは東北地方にも接近しそうです。

さて、そんな中ではありましたが、神社庁教化部主催の「観月の夕べ」がお隣、南三陸町

の仮設住宅敷地内で開催され、私も行って参りました。

管弦の演奏や、巫女さんによる悠久の舞、神話「天の岩戸開き」の朗読など、曇天の中では

ありましたが、仮設受託に御住まいの方々に喜んでいただけたものと思います。

早く流れる雲の切れ間に、時折満月ものぞきました。お月様ですよと申し上げたら、皆さん

から歓声が。良い観月でありました。

帰路携帯電話に避難勧告情報が入りました。今夜夜半から暴風雨となるようです。大きな

被害がないことを祈ります。

 

 

北陸の神主さん、今日は幼稚園で

2012年 9月 27日

今日は昨日お出でになった北陸神青協の方々が、気仙沼市内古町にある葦の芽幼稚園

に訪問し、神話因幡の白兎の紙芝居と雅楽演奏をご披露されました。

私も同行し拝見してまいりました。

   

               

園長先生がご挨拶で、「この衣装の皆さんはどこの皆さんでしょう?」「じんじゃ~!!」と

園児諸君、わかってますね~。

幼稚園の皆さんにはちょっと雅楽は難しかったかなあという感じはしましたが、動きがある

朝日舞は皆見入っていたようです。私と違って背が高く、スマートで美男の神主さんでした

から舞も映えると言うものです。(*^_^*)  因幡の白兎も皆分かっているようで、楽しんで聞

いていました。今回は新潟県からお一人、富山県から五名、福井県からお二人の青年神職

さんにお越しいただいての二日間の「気仙沼の方々を元気づけたい」という活動でした。

度々のご支援に感謝いたします。

ご一行は昼食を済ませ、一景島神社に参拝いたしました。一景島神社は徐々に徐々にですが

復旧を歩みを重ねています。その復旧の皮切りになったのが、当日記の過去ログにもあります

ように昨年5月25日の新潟、富山両県の青年神職会さんの復旧活動からです。当時は接続道

も整備されていなく、境内も手付かずの状態で、瓦礫が散乱し、足場も釘などがあり危うい状態

でした。それにもかかわらず、皆さんは手作業や時には重機を使って巨石を動かし参道を確保

したり、境内から石の弁天像を探し出し社殿跡に安置させたりと大変な作業でした。

そして縁は不思議なもの、その後様々ご支援頂いた富山県氷見市の方々、今日いらした、また昨

年5月に復旧支援にいらした富山の神職さんにも氷見市の神職さんがいらっしゃいました。

ご一行は気仙沼にいらっしゃる度、一景島神社に参拝されて帰ります。そして今日は偶然にもお神

輿、神幸祭が行われていました。

                 

立派になりましたねえと皆さん。総代さん方もいらっしゃったので、ご紹介したく思いましたが、その

活動を知る宮司さんもいらっしゃったので、私としては遠慮いたしました。

ご一行は参拝を済ませ、おめでとうございます、これで失礼しますと笑顔で一言、北陸への帰路に

つかれました。道中のご無事をお祈りします、ありがとうございました。

 

 

 

 

  

北陸神道青年協議会皆様による「観月の夕べ」

2012年 9月 26日

24日、25日と当社例祭は雨模様でしたが、翌日の今日は一転朝から快晴、お祭りも晴れれ

ばと思いますが、やはりこれも自然の織り成すこと、雨も恵みと思えばありがたい事です。

それと当社のご祭神、菅公は時に雷神様、農耕の神様との信仰もありますので良しという

ことでしょう。

さて、今日夕方5時に、先日北陸神楽奉納で御世話になった北陸神道青年協議会の皆様

8名様がお出でになりました。そろそろ仲秋の名月ですが、雅楽を聞きながら秋の夜長を

楽しんで頂きたいと言うことで「観月の夕べ」を企画され、面瀬中学校住宅の集会場で開催

されました。5時に到着後、すぐに着替えられ、音合わせ、そして移動演奏と、慌しさの中に

も打ち合わせ(打ち合わせは雅楽から来た言葉です)もバッチリ、素晴らしい演奏を多くの

皆さんが楽しんでいらっしゃいました。

雅楽を生演奏で聞くのは初めての方も多く、楽器を鳴らす体験などもありとても良いひと時

だったのではないでしょうか。神社の復興、地域の復興、心の復興とご支援くださる多くの

皆様、そして北陸の青年神職の皆様には感謝感謝です。

 

             

 

今日は宵宮祭

2012年 9月 24日

毎年の事ですが、当神社の秋の例祭は天候を気にしてのお祭りです。

天気予報では今日は雨が降らないはずでしたが、一変降水確率60%。

やっぱり雨天を気にしての、小雨模様の宵宮祭でした。

そんな宵宮祭も小雨模様ながら賑わいのうちに終了し、今は直会の片付

け中にチョット日記を書いています。今年もお祭りが出来たことに感謝です。

 

             

一景島神社復興祭

2012年 9月 22日

今日は秋分の日です。暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったものです。明らかに過ごしやすく

なりました。昨日などは20度にも満たず寒いくらいでした。

さて、今日は一景島神社の復興祭があるということで参拝に行ってきました。神社の状況も

周囲の状況も復興には程遠いのですが、多くの方々のご支援とそれを受けての氏子皆さん

の頑張りで、小社殿始めお神輿、鳥居、社号標等、お祭りを行える準備が出来たことを喜び、

復興祭と言う事だと思います。被災して使えなくなった道路標識のポールを溶接しての巨大

な朱の鳥居が多くの人々を迎え入れ、境内には寄贈になったお神輿などが飾られ、露店や

賑やかな催し等々、この小さくも大きな一歩にとても嬉しさを感じました。

石の社号標の除幕式も行われました。富山県氷見市の湊地区の方々からのご奉納との事

です。今日はご当地に伝わる獅子舞も奉納されました。この辺りのとは少々趣の異なる、

どちらかというと神事性が強い獅子舞のようで大変興味深く拝見しました。

神社の総代さんが言っておられました。「この地区は居住禁止区域になってしまい、帰りたく

ても帰れない。愛着のある地域に想いを馳せ、心の行方を定めるには氏神様の復興を望む

ほか無い、そしてそこに氏神様が厳と鎮座し在れば、離れて住んでいても、また心ひとつに

集まる事も出来るんだ。神社はここに住んでいた人にとって心の柱なんだ」

当日記でも度々書いておりますが、神社は一時代の人のものでもなく、ましてや宮司や総

代さん方のものでもありません。過去から大切に引き継がれ、そして我々は今を大切に守り

未来へバトンタッチするべき責務を持つ貴重な宝です。今はそれが危機に晒されています。

今はどこの神主、どこの氏子関係なく、地域の宝は地域で守るという気持ちが必要なんだ

と思います。

今日の復興祭、そして総代さんの御話を伺ってその気持ちをあらたにしました。

復興祭で撮ってきた写真を載せますね。

 

 

 

 

 

ちなみに富山県氷見市湊地区の方々は、伺えば当初気仙沼市唐桑町の賀茂神社の

復興支援と獅子舞奉納を行ったそうです。その湊の獅子舞、最後に御神上げの様な神

事を行うそうで、弁財天系統の場所でそれを行うそうです。唐桑で奉納を行った後、弁天

様を祭る神社はとの事で一景島神社を訪れ、そこからのご縁で様々なご支援を頂いてい

るとの事、御神縁ということでしょうか。

氷見市のご一行、昨日は賀茂神社で石灯篭の修繕作業と狛犬様をご奉納されたと伺い、

その足で賀茂神社さんに参じてきました。

 

              

石灯篭も積み重ねられ、欠けた部分は修繕されていました。狛犬様もとても立派で神社

を守って頂いています。散らばっていた石碑も整然となっていました。近く鳥居を建立す

る予定との事、その時は宮司さんに言われていたので手伝いに行こうと思います。