北野神社
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Archive for 12月, 2012

一景島神社遷座祭

2012年 12月 29日

29日です。今日もお正月様を受けに多くの皆様が御参拝に来られましたが、9が付く日は

皆さんあまり好まれないようで、普段よりは少なかったでしょうか。でも逆に29日はフク「福」

の日だとおっしゃる方も多く、日々これよき日なのだなあと思う歳の瀬です。

今日は一景島神社さんの総代さんから、竣功なった社殿の装飾を行うから是非という事で、

一緒に寸法などを測って発注した手前、気にもなりましたし、東京の下谷神社さんから一景島

神社さんへお賽銭箱がご寄贈になり、当社に届きましたので、お渡しに行ってまいりました。

 

左の写真、手前にあるのが寄贈になった賽銭箱です。立派なものです。

壁代や御簾を設置作業など、及ばずながら私もお手伝いをしました。

 

全ての作業が終える頃には外も暗くなっていました。この後神様を新殿にお移しする

遷座祭が行われました。

祈りの場として、安らぎの場として、25年元旦より多くの方々がお参りになることでしょう。

 

今年一年、天神山日記にお付き合いいただきありがとうございました。

新玉の御年が皆様にとって幸豊かな年になりますことを祈って・・・。

少々早いですが本年の筆納めといたします。

冬至です。そこに終末論!!

2012年 12月 21日

今日は冬至ですね。一年で一番日の出る時間が短い日。太陽の力が一番衰える日。

人々はその力の再生を祈って、太陽復活の祭祀を行った。

太陽神を最高神と祀る多くの国の祭祀にその様な古例が見受けられます。各国の地

理的条件における天文は詳しくは分りませんが、今日は古代マヤ文明の古代暦にお

ける終末論が展開された日として朝からテレビが騒がしかったようです。かなり過剰な

反応を示された国々も多かったようですが、比較的日本は静かに時を過ごしたように

思います。まあ何事も無くて良かったなあというのが一番の感想です。日本の冬至が

南米でも冬至に当たるのかは、前述したように詳しくは分りませんが、もし日本と同じだ

として、一番太陽の力が衰える今日を終末とする論を展開したのならば、同じく太陽神を

崇拝していたであろうマヤ文明の古代暦、そして当時の天文学というのはすごいなあと

今更ながらに感心させられます。

明日からはすこーしづつ日が長くなる。それだけでも何か良いですね。

サボりにサボった天神山日記。衆院選・一景島神社

2012年 12月 17日

ご無沙汰の天神山日記、実に15日ぶりの日記です。いい訳ですが、やはり師走は慌しく

PCに向かう時間も限られまして・・・。

ところで衆議院選挙、自民党の圧勝でしたね。しかも公明票を加えたとしても単独過半数

ですから。

個人的には、自民党の安倍総裁というお方、実に信頼と期待を寄せております政治家で、

以前安倍政権が誕生した時には、混迷きわまる世情からの脱却に大いに期待したもので

す。残念ながら体調の理由で一年足らずの政権でしたが、短期間で大いなる実績を残され

ましたし、再び安倍総理が誕生する事を夢見ておりました。震災からの復興、その歩みのペ

ースアップ、そして経済、教育、国防、様々な点において強靭な国家をつくってくれる事と期

待しているところです。

安倍総理誕生予定に、隣国では右傾化に憂慮という事ですが、主権国家が、自国の領土

などを保守しようとする事や、国際的なルールや倫理観に沿いながら国益に適う言動を行

う事に、「右傾化」という言葉を使われるのは少しおかしな感じがします。それを言われるな

ら貴国は「どっぷり右漬」と言いたくなりますね。 いずれ日本の富国強民、そこを基盤とし

た恒久平和の実現を願うものです。

話は変わりますが、先日支部長である当社宮司に一景島神社の総代長さんがご挨拶にお

見えになり、16日から仮社殿の建築が行われると言う事、御話を頂きました。それで今日

お幣束切りの合間に工事現場を拝見しに行ってきました。

 

 

足場が組まれ、土台設置、本格的な建て方はこれからのようです。待ち合わせをした訳

ではありませんが、神社の総代さん方も集まっておられました。伊勢神宮からご支援いた

だいた檜材も香も芳しく立派なものです。19日には上棟祭、餅撒きを行うとの事です。

お正月に皆さんからお参りいただけるよう急ピッチで作業が行われます。

 

 

お幣束切りが始まりました。

2012年 12月 2日

寒い日が続きます。何でも2月の真冬並みの寒波とか・・・。北関東でも雪が降ったようです

が、気仙沼では降りませんでした。

さて、昨日より毎年恒例のお正月様の頒布方(通称、お幣束切り)に御宿(地区の頒布方の

御世話をしてくださるご家庭)に伺っております。

              

「今年も詰めになったねー」12月と言っても一般的にはまだまだ年末と言う感じはしないの

でしょうが、我々がお正月様をお届けにあがると、皆さんその時期を認識なされるようです。

我々の訪問は年末の風物詩になっているのでしょう。

御茶を頂きながら、ご自宅で採れた柿をご馳走になりました。

              

全国的にはどの様に呼ばれているかは分りませんが、当地方では「さし柿」と呼ばれている

ようです。もとは渋柿ですが、渋の抜き方が今となってはとても珍しいものだそうです。渋柿

は一般的には干し柿にしたり、焼酎に漬けて渋を抜きますが、伺えばこの「さし柿」なるもの

「すいかつら」と言うつた状の植物、「もち藁」「豆殻」「茗荷殻」などを煮出し、そのエキスに

一昼夜さらす事で渋が抜けるとのこと。温度管理が難しく、こが(木製の樽ですね)に入れ、

煮えてしまわない位の温度で時々かき混ぜると言う作業で出来上がるそうです。味も風味

も独特との事で早速頂いてみました。確かに香りも独特で、味も焼酎漬けのものとはちょ

っと違うようです。とても美味でした。昔は多くのご家庭で「さし柿」を作っていたそうですが、

手がかかる作業と、技術を要し、今は作るご家庭が無くなり、その存在すら知らない人が

多いのではないかとの事。このご家庭は農家を営んでおり、「さし柿」も朝市などにもって

行くそうですが、昔の味を懐かしむ方からは好評を得ますが、多くはそれが何かも分らず、

やはり肌艶の良い今時の柿に目が行ってしまうようです。何でもそうですが、需要がなく

ては供給も無くなる、貴重な技術も無くなる、実に寂しい事です。

地元の建築会社さんが復興関連の御仕事で忙しく、また需要の絶対数も多いため、一般

住宅の建築は大手業者さんが参入しているようです。

当地方では立派な神棚を作ります。神棚を豪華にする事は家の繁栄、和合、その祈りと

象徴であります。地域の建築会社さんは、まあ頼まなくても大工さんが当たり前のように作

ってくれます。

でも大手ハウスメーカーさんは規格があり、その中に神棚にさくスペースは設けていない

ようです。一日でも早くと願われる居住と言う側面において、その復興には大手ハウスメ

ーカーさんの力に頼らざるを得ないところは事実でありますが、一方で地方独特の文化、

或は家庭祭祀と言う側面に於いて、失われつつあるもの・・・それも確かにありそうです。

あるご家庭のご神前に毎年のお正月様をお届けし、お幣束を準備し、今となってはとても

珍しい「さし柿」を頂く。色々な事を感じてきました。