こどもの日、安波山に登りました
2013年 5月 5日
今日は5月5日こどもの日、暦の上では立夏、今日より夏と言う事になります。
ゴールデンウィークも終盤、良い御天気に恵まれました。
お参りにお出でになられる方々を見ますと、カメラやリュックを背負った方々
が最近多いようです。そして同時に増えてきたのが御朱印。当社はいわゆる町
の鎮守様なので御朱印というのはほぼ無く、この最近の傾向に到るまで御朱印を
依頼された事は1、2度位でしょうか。おそらくは震災後様々な理由で気仙沼
にお出でになられる方々が多いと言う事でしょう。今日もゴールデンウィークを
利用した県内外の多くの方々がお参りにお出でになられました。
私はちょっと暇を頂き、安波山に登ってきました。気仙沼湾を広く見渡せる安波
山は市民に大変親しまれている山で、ここ最近は5月5日を安波山の日としており
多くの方が登山されておりました。安波山についての説明といったらおこがまし
いですが、個人的所感のようなものを過去の日記2011・11・18に書かせて
頂いておりますのでお暇がありましたら宜しくお願いします。
今は5月5日の安波山の日、かつては旧暦3月27日でした。安波山に鎮座する大杉
神社の祭礼の日になります。伺えば小学校なども1時間目位で帰る事が出来、町中
で安波山祭礼を祝い、それはもう大変な賑わいだったとか。最近は大杉神社の祭礼
とは関係なく安波まつりが行われているようですが、「まつり」というものは祀る
対象があってのまつり。最近は何にでも「まつり」を付けますが、芯たるものを失
うと或は無いと、その事自体の意味も薄れ、しだいに形骸化してしまうものなのか
と考えます。私たちはその「芯たるもの」の重要性を説く身、あまり堅物になって
もいけませんが、芯はぶれずに持っていたいものです。
長々のクドイ日記にて失礼しました。安波山からの眺めをどうぞ!!
登山道もずいぶん整備され、中腹までは車で行ける様になりました。
古稀記念に!という方々もいらっしゃいました。
中腹から望む左が鹿折地区、右が気仙沼内湾、大島、唐桑半島、岩井崎です。
どちらの写真も茶色に見える辺りに被災の現実が伝わります。
山頂と山頂から少し下ったところに御鎮座の大杉神社です。大祭の旧暦3月27日
は今年は5月6日、明日になります。ここから見渡せる気仙沼をはじめ東北の街々
が早く復興をとげるよう祈願してまいりました。