今日ニュースを見ましたら、なんと長崎県松浦市の鷹島沖の海底で、700年以上前、

鎌倉時代に元寇が襲来し、神風によってことごとく沈没したとされる、元寇の船の船底と

みられる部分が初めて見つかったというのです。映像も放送されました。

琉球大学の考古学研究チームが発見したそうですが、歴史が裏付けられた凄い発見だ

と思います。「全長20メートルを超える大型船と考えられる」そうです。

元寇の襲来に際しては、時の天皇や上皇が神々にその勝利を祈願したりしました。伊

勢神宮内宮に風日祈宮があり、御正宮に次ぐ別宮の扱いとされています。そもそもは末

社で風神社と称したそうですが、元寇襲来のときに神風を起して日本を守ったということで、

その功績を称えられ別宮に昇格した神と言うことは実に有名な話です。以前風日祈宮の

夜の祭儀で由貴夕大御饌という神嘗祭一連の祭儀を奉拝した事があり、非常にありがたい

経験をさせていただきました。浄暗の中、松明の灯りだけが微かに照らすご社殿、この神様

が神風をおこして日本を守ったのか・・・と感慨深く思ったものです。今日のニュース、教科書

で学んだことや信仰の基が現実味を帯びて目の前にある、何か心掻き立てられるものがあり

ます。