水産加工場のお祓いに行って参りました
2012年 1月 17日 Author: 北野神社今日は被災した水産加工業者さんが倉庫を改修し加工場として再出発すると言うことで
清祓いに行って参りました。倉庫といってもそこは魚市場近く、紛れも無く津波浸水域で
その建物も甚大なる被害があったものです。震災から10ヶ月、確かに瓦礫はなくなりま
したが、同時に周囲には建物も無くなり、道路部分だけがかさ上げされてあちらこちらが
沼地のように水が溜まっています。強風の中そこで泳ぐ水鳥が不思議な感じでした。
兎にも角にも気仙沼は水産の町ですので、加工業が復旧してゆくのはとても喜ばしいこ
とです。今日の加工場は補修した建物そのものが最初からある程度地盤の高いところ
にあったため今後のかさ上げにも対応出来そうです。市場の近くに関連した仕事が在る
のは理想の形であります。今後この地域をどのように生かしてゆくのかが我が町の行く
末を左右するのかと思うにつけ、行政の早期かつ的確な指針と支援が望まれるのかと
感じました。
加工場のすぐ近くには一景島神社があります。今年初めて参拝させていただきました。
太い塩ビ管で作った赤い鳥居がたち、倒れた石碑等もずいぶん整備されていました。ど
んと祭も行ったようです。離れた場所からも氏神様に想いを寄せ、氏子さん方も神社復
旧の為に頑張っていただいているようです。私が作った応急鳥居がまだ境内に残ってい
ました。明らかにその場しのぎ的なもので、今となっては到底相応しいものではないで
す。私が作ったので宮司さんが気を遣っていらっしゃるのか・・・?今度お会いした時に
言ってみましょうか。
加工品を神饌としてお供えいただき、神事後頂いてまいりました。今後の更なる復興を
願いつつ有難く頂きたいと思います。