まだ残暑が厳しいですが、今日で8月も終わりです。今年もあと4ヶ月ですね。

9月からは秋祭り、「祈り」の季節です。御皇室の万歳、国家の安泰と繁栄、天の

恵みに感謝、そして郷の復興を・・・。

さて、話は変わり、今日池のところで珍しいお客さんとお会いしました。

           

ガマガエル君です。

私が子供の頃の境内は、整備もあまり進んでいなく、社務所も以前の古い建物で、

池も観賞用ではなく、ただのため池状態でした。当然柵などもなく、現在のように錦

鯉なども泳いでおりませんでした。水も濁っていたと記憶しています。

その時の主な住人はフナ、そしてガマガエルでした。毎年ある時期の夜になると、

境内中がガマガエルで埋め尽くされ、踏んでしまう事もしばしば。そして彼らが求め

行く先はタメ池でした。朝になると池中黒い粒粒の入った「ところてん」の親分みたい

な物でびっしり、その粒粒がやがてお玉じゃくしになって、やがて手足が生えてカエル

になってゆく、我々子供にとっては、そんな生物の成長過程の神秘と申しますか、そ

れを真近に見て感じることの出来る貴重な機会でした。

その後昭和58年に社務所を新築し、それに伴う境内整備で、池はコンクリートの池に

なり、錦鯉が泳ぎ回るようになりました。それと時を同じくしてあれ程沢山いたガマガエ

ルが姿を見せなくなりました。

整備された環境に利する一方で失うものもある。何事もそうかと思うと一抹の寂しさを

感じてしまいます。

今日は久しぶりの珍客に嬉しくなり、息子たちを呼び見せました。子供たちもはじめて

見るガマガエルに興味津々、愛機DSでカメラ撮影をしていました。

ガマガエル君は暑かったのか、池に向かってのっそりのっそり、そしてドボン。しばし

気持ちよさそうに泳ぎ回ってまた山に帰ってゆきました。

また涼みに着てくださいな。(*^-^)ニコ