昨日11月27日のことになりますが、宮城県塩釜市に鎮座する陸奥国一ノ宮、志波彦

神社・鹽竈神社(鍵 三夫宮司)のお祭りのお手伝いに菅原(章)権禰宜が行って参りま

した。

お祭りというのは、鹽竈神社で20年に一度、式年遷宮と称して行われる一連のお祭り

で、神様をお移しし、社殿を修築するといったものです。

今回は鹽竈神社別宮の神様を、仮の御殿から本来の御殿にお戻しする、本殿遷座祭。

そして鹽竈神社左宮右宮二座の神様を本来の御殿から、仮の御殿にお移しする、仮殿

遷座祭が行われました。  今回は三殿の神様がお移りになるので多くの神職が必要

でした。鹽竈神社には神職を養成する学校がありますので、その学校を卒業された神職

さんや、鹽竈神社の旧職員など、縁のある神職さん方が65人も集まりました。私は鹽

竈神社の出身ではないですが、当社宮司が鹽竈神社神職養成所の卒業生なので、代

理のご奉仕でした。鹽竈神社の神職に加え、我々助勤神職で90名程になる祭儀は圧

巻の一言でした。夜8時から行われた祭儀は、人数は多くとも、一寸の乱れも無く進めら

れ、浄暗の中、白い絹に囲われた三座の神様が無事お移りになりました。

                                        

神様が鎮まる「鎮座祭」や今回のお移りになる「遷座祭」は、内容的にそう滅多にあるも

のではありません。私も16年神主をやっていて初めての経験です。とても良い経験をさ

せていただきました。ちなみに鹽竈神社式年遷宮はこれから、神様が仮の御殿にお移

りになった左宮、右宮を修理し、来年6月に左宮、右宮の本殿遷座祭を行い、その後奉

祝祭を経て終了との事です。    

私は盛大な直会の後、午前5時、つまり今朝帰社しました。うー眠い・・・。

                          

 土曜日とあって境内は賑わっていました。     楼門です。

                     

左宮、右宮です。準備は万端です。            こちらは別宮です。                 

                     

境内から見る塩竃市。絶景です。        社務所大玄関脇に掲げられた看板です