昨日は神社庁で研修会があり、夕方からは地元の若い(と思われる、自己申告)神主さ

んで組織する修成会の新年会があり、楽しい一夜を過ごしました。ですから今日はちょ

っとゆっくりしたいと思う一方、大安吉日でしたからそうもいかず、身を清めてご奉仕させ

ていただきました。

お守りを受けられた方が、息を切らせて言いました。ここの境内まで車で来るにはどうす

れば良いのでしょうか?どうやら裏参道の入り口がわからず、階段数にして133段の表

参道を歩いてきたようです。そもそも神社は表参道からが本儀であり、趣を感じるにも良

いと思うのですが、車社会の今、お体の不自由な方の参拝を含めて、如何にアクセスが

良いかというのも、神社の条件になっているようです。先にも申し上げたように、苦労して

参拝する事に感慨もあるでしょうし、ご利益もその延長線にあるのかと思えば、少々複

雑な思いです。

さて、当社の表参道は参道の途中に汽車の線路が走るという、全国でも珍しい参道で

はないかと思います。昭和10年岩手県一ノ関から盛まで大船渡線が開業しました。

気仙沼駅から鹿折駅までの間、天神山を通ることになり、それに伴い、昭和9年に社殿

を後方に移動し、茅葺だった屋根が、現在の銅版葺きになりました。当時は当然蒸気機

関車で、火を用いるということから、火災予防の処置と聞いています。

線路は天神山のふもと部分をえぐりとる形で敷かれ、その上に参詣の為の橋が架けら

れました。橋は当時の国鉄が懸けましたので橋の骨組みは全部レールを用いて造られ

ています。非常に面白いので、お参りの際は注意深くご覧頂きたいと思います。

天神山は気仙沼の桜の名所として知られますが、知る人ぞ知る、隠れた景色として、橋

から眺める線路(汽車)と遠くの山々というのがあります。桜の季節は爛漫の桜を揺らし

ながら、汽車が走り抜けます。 以前テレビ局で取材に来たこともありました。地方の原

風景といった感じが好評を博しているようです。

天神山は春夏秋冬色々な景色が楽しめます。是非お散歩がてらお参りいただきたいと

思います。