春のお祭


震災以来、何かと慌ただしく、日記も書けずにおりました。スミマセン。気仙沼はまだま
だ被災中で復興には時間がかかりそうですが、それでも皆さん懸命に前を見て頑張って
いるという感じがします。
この間そして今現在も、日本中はもとより世界中多くの方々から暖かいご支援とお励ま
しをいただいております。本当に在り難く、感謝を申し上げます。
この震災で、試練というにはあまりにも過酷な自然の猛威に触れましたが、我々人間は
自然の恵みを享受して生かされてきた事も事実であり、神は我々に何を問うているの
か、色々考えさせられる期間でもありました。
震災から1ヶ月半が経ち、気仙沼にも春がやってきました。境内の桜も8分咲きといった
ところでしょうか。桜も自然のおりなす営みの一つであるわけですが、被災地の皆さんの
心に癒しと安らぎを与えてくれています。
明日は北野神社春の例祭でございます。本来ならば鎮座330年の佳節に当たって、盛
大にお祭を行う予定でしたが、被災地に在って未だ国難、被災の最中ということで、例
祭に併せ、復興祈願祭のみを粛々と斎行し、その後震災犠牲者の慰霊祭を行う予定で
す。25日10時よりお祭を行いますのでご参列をお待ちしております。