私は神主ですから、祈ることが使命でありますし、祈りしかないとも考え、震災以来、毎

朝、日供祭の折に、復興祈願と亡き御霊の安寧を祈ってまいりました。ふと気づけば4

月も月末、もうすぐ連休です。当然ながら、いつものような楽しい連休というわけにもいき

ません。この連休を使って私菅原(章)権禰宜、米倉禰宜は、津波の被害を受けた唐桑

の賀茂神社さんの支援活動に行く予定です。また他には、以前阪神淡路の震災の折

に、兵庫県の神社を拠点に支援活動を行った、山口県のお医者様御一行が、此度は当

社を拠点に被災地支援を行っていただけるそうです。そのように今年は連休を使って全

国各地から、多くの方が災害復興ボランティアにお出でいただけるとのことです。私も市

のボランティアセンターでボランティアを行いましたが、本当に関東、北陸、関西などから

多くの方々が来市し、ご支援をいただいております。

今この日記を衆議院予算委員会の国会中継を見ながら書いておりますが、野党がつっ

こみ、内閣が、ああだこうだと言い訳をする。災害に対する対応も遅いですし、謙虚さも

無いですし、なにやら他人事のよう・・・。

この国難に当たって何を悠長なと憤りを覚えてしまいます。

それに比べて、全国の皆さんの善意は如何に在り難いことか・・・。今まで阪神淡路を始

め、多くの災害が各地を襲いましたが、私は恥ずかしながら、とりたてて何をするという

事も無かったと思います。人は人の優しさに触れ、自身も人に優しくなれるのかとも思い

ます。

いつか郷土郷民が復興を果たしたあかつきには、何らかの形で皆さんに恩返ししたい。

被災地の皆さんはきっとそう思っていることと思います。 感謝感謝です。