今日はお葬式に参列してまいりました。Kさん行年83歳のお葬式です。Kさんはそれこそ

昭和の時代から当社の非常勤職員としてお勤め頂き、亡き母や祖母の助けとなり、境内

の維持管理や、神社のよろず事にご尽力いただいた女性です。

巫女さんも居ない地方の小さな神社では、神主の仕事が半分、女性の力によるところが

半分といえると思います。当社に至ってはそれ以上の比率かもしれません。

私や弟たちが子供のころからお世話になり、Kのおばちゃんと親しくさせて頂きました。

そう思うと神社だけではなく、家庭的にもお世話になったのでしょう。

平成8年ころ祖母が床に臥せり、介護をしていた母が11年に急逝し、女性の力によるとこ

ろ大であった我が家、神社は途方にくれました。そこでもKさんは我々を支えてくださいまし

た。すこし体調を崩されていたKさんは平成13年に退職しましたが、その頃、小職の縁談

がまとまっており、妻の直権禰宜が嫁いでからも、何度か顔を見せて下さいました。

Kさんが床に臥せ、入退院を繰り返すようになってからは、お体を案じながらもお目にかか

る事もなくおりましたが、訃報に接しお見送りに参ずると、長き闘病生活を感じさせない、

とても安らかな綺麗なお顔で、懐古する我が身でありました。

母とも仲が良かったですから、お茶のみ友達として今後も宜しくお願いします。

Kさん長い間ご苦労様でした。ご冥福を心からお祈り申し上げます。