北野神社、節目のお祭
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今日9月25日は当社、北野神社の例祭でした。昨夜は宵宮でしたが、両日とも天候に恵まれとても
良かったと思っています。本年当社は御鎮座より330年の節目の年でありまして、年当初の計画では
春秋の例祭や330年祭、記念事業を華々しく行う予定でありましたが、大震災の世情に鑑み規模を縮
小しながら行わざるを得ない状況でありました。それでも多くの皆様のご協力により大変良いお祭りが出
来ました。
昨夜の宵宮では、鎮魂復興太鼓として天神山打ち囃子会のご奉仕と、当社では初めて我々の法印神
楽の奉納がありました。地面に舞台を置き、注連縄を張り巡らしただけの屋根も壁も無い簡易な舞台で
したが、なにか自然に溶け込んでいるような感じがして、個人的には良かったと思っています。
当社のお祭なので、特別に君にも舞わせてあげましょう、という師匠の有り難くも粋なはからいで、1番目
の初矢を舞わせて頂きました。祭儀を奉仕して直ぐ出番だったので、カメラを誰かに託すことも出来ず、こ
れは(直)権禰宜の携帯の写真です。映りは悪いですが、舞台の雰囲気は伝わると思います。打ち囃子会、
そして神楽をご奉仕戴いた神職皆様に感謝申し上げます。
祭儀奉仕中のため写真を撮る事が出来ず、外にいる方にカメラをお願いしました。ですから外のお祓いの
画像しかありません。見た目に自信が無いので、あまり自分が写る事を好みませんが今日は写ってしまい
ました。
こちらも規模は縮小になってしまいましたが、今日は例祭と御鎮座330年祭を斎行しました。そして震災
復興、日本復興も併せ御祈願いたしました。
平成23年、北野神社330年祭の時に東日本大震災が起り、台風などの被害も含め天変地異が相次いだ。
そして祭儀に当たっては、神のご神威もあらたに、郷土や郷民の復興、我が日の本の復興安寧を祈願した。
今は未だ悲しいこの事実も、後の世の人たちに、教訓として伝えなければならない大切な歴史だとおもい
ます。神社は良しにしろ悪しにしろ、歴史を伝える役割も有します。その事を胸に刻み今日の祭儀をご奉仕
致しました。
どうもありがとうございます。祭祀の厳修が我々の使命であることは
勿論ですが、国難とも言える大災害の下では使命を遂行することすら
難しいのでしょう。福島の立ち入り禁止区域や避難区域のお宮さんで
は本当に大変ですよね。規模を縮小してでもお祭を行える当社は恵ま
れております。我々の本分は「祈り」ですから、この国難の収束に向
けてこれからも祈って参りたく思います。
祭祀服装の定めに反するのでしょうが、当社では春と秋の例祭にしか
正服は着けません。ですから冬物しか無いのですが、朝晩はめっきり
涼しい、むしろ寒い位ですのに、日中の祭儀の時は暑くて大変でした。
正装が暑いという感覚は最近のものです。よく日本が亜熱帯気候にな
ってきたという話しを聞きます。暑すぎて秋の味覚、サンマや松茸など
にも影響が出ているそうです。気候の変化、本当にそうなのかもしれま
せんね。いつか麗しい日本の四季が無くなってしまう。そんな事になら
ないように環境を守ってゆきたいものです。
妻が嫁いで10年、子供も3人。子供らや家事に追われ、普段は仲良く
並ぶ事もなくなりましたが、お祭の時くらいは仲良く並んでみました。
ナカナカ良いものですよ、しかめっ面ですが・・・(笑)
白石の禰宜さんにもお勧め致します。
例祭と330年祭の斎行、おめでとうございます。
大きな被害があっただけに斎行されるのも大変だったと思います。
ご夫妻が正服姿で並んでいるのって良いですね(^.^)