北陸神青協さん雛祭りと雅楽演奏
2013年 3月 5日 Author: 北野神社今日は新潟県、富山県、石川県、福井県の青年神職の皆さんで組織する北陸神道
青年協議会22名の皆様が気仙沼にお出でになりました。何をしにお出でになった
かと言うと先般日記でお伝えしましたように、雅楽演奏会と人が雛人形に扮しての
等身雛祭りの披露ということで、階上小学校と特別養護老人ホーム恵潮苑を訪問さ
れました。私も御手伝いかたがた同行させて頂きました。
御雛様には小学校の先生に出演協力をいただきました。雅楽は小学校高学年の音楽
で今様として勉強するようですが、生の音に皆さん興味深く聞き入っておりました
御雛様登場ではやはり知っている先生が登場と言う事で、かなり盛り上がっており
ました。最後にはお礼と言う事で生徒さんからの歌のプレゼントがあり、北陸神青
の皆さんも大変喜ばれておりました。
続いて午後は恵潮苑。こちらでも御内裏様、御雛様、三人官女の一人に施設職員
の方々に出演協力をいただきました。小学校の先生もでしたが、とても御似合い
です。御仲間が出演と言う事で職員の皆様が特に盛り上がっていたようです。
苑利用者の皆様にも雅な空間を目と耳でお楽しみいただけたものと思います。
北陸神青協の皆様には震災直後より物心両面にわたる度々のご支援を頂いており
ます。今回の訪問も「心の復興」を期して行われたものです。今被災地では世界
中、日本中多くの皆様からのご支援の下、小さいながらも着実な一歩を重ねている
ところと思います。皆様からの想いに応える意味でも大きな目標の達成を信じ、
邁進するのみです。
北陸神青協の皆様は昨夜遅くに気仙沼に到着し今日の夕方お帰りと、かなりの強行
軍でしたが、我々の背をあたたかく押して頂き笑顔で帰路につかれました。道中の
ご無事をお祈りいたします。
今日は桃の節句
2013年 3月 3日 Author: 北野神社今日3月3日は桃の節句です。いわゆる五節句のひとつとされます。上巳の節句
とも言われ、古くは巳の日に行われていたようです
女児の健やかな成長を願うこの風習は、もともとは人の形をした紙などを用い川
などに流しお祓いする行事だったようです。今日全国の神社で行われる大祓に共
通し、流し雛などにもその起源を垣間見ることが出来ます。
また中国の古い思想で桃が邪気を祓い除けると言うものがありますが、日本の神話
でもイザナギノミコトが黄泉の国からの追手を退散させるのに「桃の実」を用いた
というくだりがあり、以来桃の実は厄災除けの力があるとされています。
神主になる勉強をしていた若い頃、先生に夫々御祭を考えてきてグループで神事を
行いなさいという宿題が出され、時はバブルがはじけ景気低迷に加え天災があった
ころ、この神話に見る桃の実の故事に習い、諸災除けの神事を行ったことがありま
した。震災から2年、是非桃の実の力を頂き大きな復興へと願う節句でした。
ところで桃の節句、雛人形は我が家にとっては憧れの行事です。私も男3人兄弟、
我が子も男3人兄弟ですから・・・。因みに弟の子供二人も男の子、ある方に伺えば、
男の子を授かりたかったら北野神社に・・・という話もあるようで、まあ確かに2代
続けて男ばっかりだったらそういう信仰?も生まれるのか?と思ったりもします。
桃の節句、まだ肌寒い今にあって一足先に春を感じさせる華やかな誇るべき日本
の文化ですね。
5日に北陸の青年神職の皆さんが気仙沼の階上小学校と老人ホームの恵潮苑で等身雛
祭りを行っていただけるそうで楽しみです。その事はまた後日。
旧暦元旦です
2013年 2月 10日 Author: 北野神社今日は旧暦元旦です。日曜日で御日柄も良かったので多くの皆様がお参りに
お出でになりました。気温こそ低いですが天気もよく良いお参り日和だった
と思います。今日は元旦だから・・・という皆様も結構いらっしゃって結構暦を
皆さんご覧になっているのだなあと感じました。
ところで中国では旧暦に重きをおきお祝いいたしますね。爆竹などで賑やかに
お祝いする様子をテレビ等でご覧になった事があるかと存じます。今日も昼に
テレビを見ていましたら爆竹を鳴らしてお祝いしておりました。でも少し遠慮
しながらの爆竹だったようです。そう大気汚染の問題ですね。お隣中国は色々な
問題を抱えており、核心的利益という言葉と共に我が日本も諸問題の渦中に引
きずり込まれておる事はご承知の通りです。今日のテレビでは3人の在日の方々
が、大気汚染や火器管制レーダーの問題で意見を求められ、共通見解が出るのか
と思いきや、3人夫々違う見解で、白熱した議論の応酬に司会の日本人の方が止め
に入っていたようでした。そこで日本人司会者が一言、スミマセンって誤る訳に
はいかないのですか・・・と聞いたら、一番感情的になっていたと思われる中国人の
方が「中国人は絶対に謝らない!!」と声高に言っていたのが印象的というか何
て言うべきか・・・。その方が言っていた事が全てだとは当然思いませんが、これか
らアジア発展のために共に手を携えてゆくパートナーとして、例えば思想の違い
などをどの様に克服してゆくべきなのか、昨今の緊迫感さえ覚える日中関係、憂慮
の念は絶えません。
初午祭
2013年 2月 9日 Author: 北野神社今日2月9日は初午です。お正月にも午の日はありますが、伏見のお稲荷様の
縁起にちなんで、新旧暦の違いはありますが2月初午の日を御縁日とし全国の
お稲荷様ではお祭りを斎行しています。
当社境内社の稲荷神社でもお祭りが斎行されました。灯篭などの建立年月日を
見ましたら平成11年正月元旦と記されていました。当社のお稲荷さんは自在
庵の御堂に祀られていましたが、事情により現在地に遷座なされてから14年
が経った事になります。お宮の石垣を積む作業や、参道の階段を作ったり、鳥
居建立作業などは、それこそ私が二十代の頃に作業したものです。神社の風合
いにもなるほど経年が感じられ、改めて過ぎ経し年月を省みる自分が居りました。
お稲荷様、ご神威もあらたに垂れ給ふ事を。