お手伝いに行ってきました


今日は気仙沼市唐桑町小原木に鎮座する、賀茂神社(小原真朝彦宮司)さん
に菅原(章)権禰宜がお手伝いに行ってきました。
お手伝いと申しますのは、賀茂神社さんが予てから計画を進めていた、社務所新築
工事と境内整備事業、落成奉告祭のお手伝いです。賀茂神社さんは宮城県で一番
北に鎮座するお社で、京都の上賀茂神社から御神霊を勧請した由緒あるお宮さんです。
今回完成した社務所は檜材をふんだんに使った、素晴らしい建物でした。玄関に入った
瞬間の木の香の芳しさは何ともいえません。伊勢神宮で新しくなった宇治橋を渡った時も
同じ香りがしました。やっぱり檜の香りはいいものですね。
神社というものは地域の象徴であると同時に、コミュニティーの中心的存在でした。
そしてこれからもそうでなければならないと思います。
社務所も完成し立派になった賀茂神社さん。これからも地域の方々の心のよりどころ、
生活のよりどころであることをお祈りいたします。
お日柄も宜しく


今日は大安吉日。神社にも多くの方々が参拝に訪れました。
天気もすばらしい秋晴れで、気温も高めで穏やかな一日だった
です。天神山は梅や桜、ツツジ、紅葉など、四季を通じて目を
楽しませてくれます。紅葉ももう少しといったところでしょうか。
さて、夕方からは米倉禰宜と菅原(章)権禰宜で気仙沼市松崎
に鎮座する古谷館八幡神社(熊谷正之宮司)の例祭宵宮で、
神楽を奉納しに行って参りました。集まった神主は10名。
いつもとはちょっと違う配役だったのでチョット緊張のお神楽で
した。乙女役をやった月山神社の荒木さん。彼は何をやっても
上手ですが、あごひげをたくわえた乙女はチョット・・・。
八幡様の宵宮は人出も多く賑わっていました。
若手神職の親睦研修会


神社の境内といえば、昔は子供たちの大切な遊び場であったようです。
大自然を相手に色々な遊びを考案し、それはそれは楽しかったとのこと・・・。
しかし昨今の境内では少子化や、TVゲームなどの影響か、神社で遊ぶ子供
の姿はほとんどありません。
ところで昔の子供たちの「あそび」の代表格が竹や木の枝を使った「ちゃんばら」
ではないでしょうか。そのような遊びから度胸や勇気、そしてこれ位やったら相手
が傷つくという「手加減」を昔の子供は学んでいたのかもしれません。今の子供に
足りない部分かもしれませんね。
さて、そのちゃんばらも、今は現代風に進化を遂げ、「スポーツちゃんばら」なるものに
なりました。防具をつけ、空気の入ったやわらかい棒を使い、きちんとした礼儀作法も
伴う。これは青少年の健全育成に効果があるということで、10月13日、東北6県の
若手神職が青森県に集い、青森県スポーツちゃんばら協会の先生方のご指導の下、
体験親睦研修会が行われました。当社からは菅原(章)権禰宜が参加してまいりました。
最初は気恥ずかしさもあってか、特に女性相手では手加減気味だったのですが、その隙
をついて面などをくらうと、もう女性も年上もありません。手加減なしに夢中になっている
自分がいました。普段の運動不足がたたって、足腰が痛くて痛くて・・・。
でも、本当に気軽に楽しく、安全に遊べるスポーツです。加えて武術に共通した礼儀も
学べます。是非機会があればやってみてください。スポーツちゃんばら、お勧めです。
羽黒神社 秋のお祭り


当社の宮司は三つの神社の宮司を務めています。常時滞在奉仕しているのは北野神社ですが、
厳密に言えば宮司家と歴史的つながりが深いのは気仙沼市九条の羽黒神社になります。です
から神社本庁からは、歴史的面を重視して、宮司としては羽黒神社を本務神社として任命されて
います。10月10日は羽黒神社のお祭りです。10月10日は以前までは体育の日で毎年休日で
したが、休日法の改正で10日が体育の日ではなくなりました。毎年恒例だったお祭りも、皆さん
の仕事の休みが取れないなどの理由で止む無くお祭りが10日前後の休日になりました。「お祭り」
「ご縁日」というのは何かしらの意味があるからご縁日であって、子々孫々、たとえ意味が分からず
とも暗黙の了解としてそれを守り伝えてきました。ハッピーマンデーをつくり、連休を設けるという一
見万民に利ありという感じもしますが、でも確実に地域地域に守り伝えられてきた伝統は壊されて
いるのかもしれません。今年は久しぶりに10日が日曜で本来のご縁日にお祭りが出来ます。神
様も喜んでいらっしゃるでしょうし、私も何かうれしいです。明日9日には宵祭りが行われます。天気
が怪しいですが、是非お出かけください。因みに羽黒神社では、お祭りのほぼ全ての行事は休日と
前夜に移動していますが、例祭の神事だけは10日に行っています。