今日は二十四節気の小雪です。寒さもそれほどでもないが、高い山には雪が降り始める。

北風木の葉払う。とあります。当社がある宮城県の県庁所在地、仙台では、今日が初雪

の平年日だそうです。しかしながら今日は10月中旬から下旬並みの暖かい一日でした。

さて、明日は勤労感謝の日で祝日ですが、神社の立場から言えば、神様に新穀を捧げ、

実りを感謝する新嘗祭という日に当たります。米は神道や日本文化と密接な関わりをもち

ますから、全国の神社にとっては新嘗祭は非常に重要なお祭りになります。比較的お歳

をめした方は学校で新嘗祭の意義を教えられたものですので、我々神社人と同じく、明日

は新嘗祭という意識が強いかと思います。

今日は農家から新穀を譲られてきて、明日神様にお供えするために穂を抜き束ねる仕事

をしました。今年は猛暑の影響で、米の品質はあまり良い様ではないですが、それは見た

目の問題との事。一等米、二等米ということですが、食せば味に変わりは無いようです。

今年も命をつないでくれる恵みに感謝し、有り難くいただきたいものです。

        

     お供えする稲穂です              境内の紅葉もそろそろ見納めです